今日もサンティアゴは太陽が照りつける暑い秋日和です。ところでサンティアゴの旧市街には野良犬がたくさんいるのですが、野良犬と人とのトラブルが時々あり、問題になることがあります。基本的にサンティアゴの野良犬は動物好きな人たちから餌をもらったり、路上に犬小屋を作ってもらったり、寒い冬には洋服を着せてもらったりして優しくされているので人を襲うことはあまりありません。むしろとても人懐っこくて、公園に住む野良犬は犬好きな人たちにとっては癒やしの存在でもあります。

　しかし、中には野良犬にかまれたという人も聞きます。昨日は自転車で料理をデリバリーする仕事をしている友人が、デリバリー中にサンティアゴ旧市街で犬にかまれました。病院で処置してもらいましたが、傷口が深く、自宅へ帰った後も自宅の飼い犬を散歩に連れて行こうにも動くと血が止まらず、痛過ぎて散歩もできないと嘆いていました。彼女は自宅に犬も飼っている大の犬好きだったので、野良犬にかまれた経験はとてもショックだったと言っていました。

　普段生活している限りでは、とてもおとなしそうな野良犬ですが、自転車のペダルを漕ぐ動きに反応してものすごい勢いでほえかかる犬も何度か見たことがありました。サンティアゴの野良犬は約25万匹ほどいると言われていますが、本当に至る所でいろいろな犬を見掛けます。新市街は行政が管理していることから野良犬の姿はあまり見かけませんが、旧市街は正に野良犬天国です。

　かわいい犬たちですが、かまれるのは人ごとではないので、私も特に子どもを自転車に乗せて走る時には気を付けたいと思います。ある友達は「石袋を自転車に付けて野良犬に襲われそうになったら投げる」と言っていました(笑)。そんな私もこれから石袋をぶら下げて走ろうかなと思うのでした。

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