台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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会場の花博・爭艶館

会場の花博・爭艶館

 こちらで何度も紹介していますが、中学3年生は5月に入り、高校進学に向けて忙しくなります。その前には、「高校博覧会」という進学先を決める上で参考になるイベントが開催されます。新北市は毎年12月に開催されるそうですが、台北市は3月。今年は、3月18日に花博・爭艶館で開催されました。

 高校博覧会は、台北市内の公立、私立を問わず高校が一堂に集結し、学校の案内を行うイベントです。

 最寄りのMRT圓山駅の前の広場から、学校のチラシを配っている在校生があちこちにいて、新入生募集に必死な姿がうかがえました。


特設ステージから

特設ステージから

 中に入ると、目立つのが特設ステージ。 こちらでは、台北市内の高校のチアリーデング部やダンス部などがパフォーマンスを披露していました。私が到着する前には、高校バスケのHBLで優勝した台北市立松山高級中學の特別表彰式も行われていました。


稻江高級護理家事職業學校(以下、稻江護家)のブースから

稻江高級護理家事職業學校(以下、稻江護家)のブースから

 高校博覧会で特に目を引いたのは、私学のブース。見ている限り、国公立の学校への信頼が強い傾向にある台湾では、私学は何かしらの特色がない限り、新入生募集に苦しむ傾向にあります。特に少子化の時代を迎え、こちらで紹介している学校でもクラスが減少し、4年前に受験制度も変わった現在では、一部私学で欠員が出るようになりました。

 そこで、学校側も奨学金制度を充実させるなど、いろいろ策を講じていますが、有効打につながらないところもあるようで、この博覧会では来場者の興味を引こうとブースであれこれやっていました。


稻江護家のカウンター

稻江護家のカウンター

 高校バスケのHBLで名前が知られている学校では、選手がユニホーム姿で来場し、勧誘活動やサイン会を行うなどしていましたが、私が注目したのは、3、4枚目の写真の稲江護家。女子校です。

 1939年の日本統治時代創立で、その時の名称は「稻江洋裁講習所」でした。
その後、学校の移転、教育制度、社会の変化に合わせ、看護科などを設け、現在の名称になりました。看護科は教育制度の変更で募集停止を余儀なくされましたが、名称は変更することなく、現在に至っています。

 学校には、家政科、初等教育科、被服科、調理科、応用外国語科がありますが、博覧会では、調理科の生徒が自作のクッキーやドリンクを来場者に提供していました。

 応用外国語科には、日本語と英語専攻があります。博覧会では自作の日本語のしおりを配布したり、上の写真のように自作の航空会社のカウンターを設け、制服も身に着け、航空業の接客や作法を学ぶ講座で学んだ成果を披露していました。中には私と日本語でしっかり話せた生徒もいて、驚きました。

 以前紹介した復興實驗高級中學同様、個性ある教育を行う私学についても取り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします。



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