台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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MRT淡水駅に置いてあったスタンド

MRT淡水駅に置いてあったスタンド

 朝、MRTで通勤する際、私が必ず手に取り、見ていた「U-paper」という台湾の大手新聞社「聯合報」が発行していたMRT用のフリーペーパー。移動時間が長い私にとって、気軽に台湾のニュースに触れられるだけでなく、中国語の読解力の訓練にもつながる一石二鳥、いや、スマートフォンの画面による目の負担を軽減できる一石三鳥とも言えるアイテムでした。

 そのU-paperが、4月26日の第3011号の発行をもって廃刊になりました。

 私自身、毎日ではありませんが、愛読していた「朝の顔」のニュースを知った時、大変寂しい気持ちになりました。


お別れのメッセージが書かれています

お別れのメッセージが書かれています

 U-paperは、wikiなどで調べたところによると、2007年3月26日に創刊され、日曜、祝日を除き毎日発行されてきました。土曜版は2015年5月から停刊され、月~金曜になりましたが、紙面は気持ち薄くなり、広告記事が目立ったり、一部ジャンルの記事が縮小、もしくはなくなっていたりと小さな変化が見られるようになってきました。

 それが少し気になり始めた矢先の廃刊のニュース。

 このニュースを報じた自由時報の記事(下記URL参照)によると、デジタル化の波に押されたようで、契約期限前に入札に応じる企業がなかったことから、聯合報との契約満了に伴い廃刊になったとのこと。

http://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/2399999

 1951年創刊の歴史ある聯合報も会社自体が変わってきているようで、以前は本社が台北市の中心とも言える忠孝東路四段にありましたが、2009年から台北市から少し離れた新北市汐止區に移転。

 3月に高校バスケ・HBLと大学バスケ・UBAの記事が読みたくて、紙面を購入しましたが、紙面のサイズは、他社のより小さく、U-paper同様薄くなった感があります。
 
 スポーツの記事も、過去2ページ使っていたのが、今年は1ページのみ。HBLの決勝の記事も、2年前1ページ(注=分けて掲載しているので、それを足すとこのくらいです)使っていたのが、昨年と今年は3分の2ページのみ。
 恐らく「その他、詳しい記事はインターネット版を見てください」という感じではないかと思います。

 聯合報の紙面の編集方針が変わったのか、会社の方向性がデジタル化へ傾きかけていて、社内の環境調整に入っているのか定かでありませんが、U-paperの廃刊から見えるさまざまな変化は、今の台湾社会を知る上で見過ごせないように思いました。





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