チリ

チリ:サンティアゴ

鰐部マリエ(わにべまりえ)

職業…フリーランス・フォトライター
居住都市…チリ(サンティアゴ)

前の月へ

2018.8

次の月へ
S M T W T F S
   1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

同じマンションの住人との昼食パーティー。時々、各国料理を振る舞うパーティーが催されます

同じマンションの住人との昼食パーティー。時々、各国料理を振る舞うパーティーが催されます

 皆さん、こんにちは! つい先日まで姉の結婚式に出席するため日本に約1カ月半一時帰国し、先週またチリに戻ってきました。1年ごとに一時帰国しているのですが、小さい子ども2人を連れての30時間以上の長旅は、毎回ヘトヘトになります。チリ在住7年目に突入した私が、毎年チリと日本を行き来する度に感じるのが、チリと日本の環境の違いと生活習慣に順応することの大変さです。北半球に位置する日本と南半球に位置するチリとでは、季節が真逆で、時差も12時間以上あり、まずは時差ぼけと環境との闘いが1週間近く続きます。


 特に人と人との距離感の取り方が、日本とチリとではずいぶん違うと感じています。今回は、そんなチリと日本との人間関係について少し紹介したいと思います。

 日本ではチリ人やラテン人などは情熱的なイメージがあるのと対照的に、日本人に対しては「冷たい (社交的ではない)」といった印象を持っているチリ人は多いように感じます。


 例えばあいさつする時は、日本では「こんにちは」など一言であいさつを交わし、頭を下げるだけで済むことが多いですが、チリでは「こんにちは」と言って頬をくっつけてハグをしてから、近況を立ち話で語り合うような文化があります。あいさつの仕方を見ても、日本人とチリ人とでは人と人との距離感の取り方が全然違います。

 家族との関係に関しても、日本人は家庭によってそれぞれですが、結婚後に実家へ帰る頻度が年に数回と少ない家庭が多いのに対し、チリでは結婚後も週末は実家の家族やさらに兄弟やいとこ家族などと頻繁に会って交流を深め続ける家庭が多くあります。


 家族や親戚と会った時は、毎回話題に尽きることなく昼食時からワインを飲みながら延々と笑い合ったり、けんかしたりしながら夜が更けていきます。

 友達関係に関しても、仲の良い友人とは頻繁に連絡を取り合って電話で近況を報告したり、飲みに出かけたりする飲みニケーションが盛んです。

 私は社交的なタイプではなく、一人の時間もとても好きなタイプなので他のチリ人のように親密に交流を深めていくというのが苦手でした。慣れてしまえば楽しいのですが、毎回日本へ一時帰国してチリへ戻ってから元の生活に戻って慣れるまで、少し頑張って社交性レベルを普段よりも1段階上げなくてはいけないので、環境に慣れるまでに少し時間がかかります。


 それに対して子どもは柔軟性があり、日本とチリの行き来をしながら全くそれぞれの文化や環境の違いに疑問を持つこともなく、着いたその日から普通に両方の環境に適応していくので、見ていてとても関心してしまいます。

 私は着いて1週間がたちましたが、大人の脳みそはなかなか硬いもので、年々環境の変化に慣れるまでに時間がかかっているような気がします。「私は日本人です」と年々よく分からない自分の殻を守ろうと頑固になっているのかもしれません。もう少し子どもたちを見習って、変な殻を破って私らしく暮らせるといいなと思う今日この頃です。


レポーター「鰐部マリエ」の最近の記事

「チリ」の他の記事

タグ:

  • 25 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website