チリからビニール袋が消える!?
2018.08.28 up
桃の花に似たような花がサンティアゴのあちらこちらで見られます
南半球のサンティアゴにもだんだん春が近づいてきました。毎年9月中旬のチリ独立記念日が終わると春が来ると言われていますが、今年はいつもよりも約1カ月近く早く、春が来ています。
先日道を歩いていたら、桜や桃によく似た木が満開の花を咲かせていました。今年の冬は、例年より寒さも厳しくなく、雨があまり降らず、とても珍しくサンティアゴに雪が降るといった何だか変な冬でした。多くの人が、異常気象だと言っています。さて今回は、チリで先日制定された地球に優しい法律についてお伝えします。
引用元:https://www.sopitas.com/912062-chile-prohibe-bolsas-de-plastico/
チリでは環境問題に敏感な人も多く、先日は大統領がテレビに出てエコバッグを配りながら「スーパーマーケットなどで出されているビニール袋を今日から廃止します」と宣伝していました。
確かにエコバッグで無駄なビニール袋が減り、環境に優しくなるのは素晴らしいことですが、急な法律制定にびっくりもしました。今までスーパーへ行ってビニール袋に入れる習慣がしっかりと体に染みついているので、エコバッグを持って買い物へ行く習慣をつけるのに少し時間がかかってしまうかもしれません。
チリ政府のビニール袋を廃止するキャンベーン広告
そんな人たちのために、スーパーでは半年の期間を設けて一人2枚までビニール袋に商品を入れることを許してくれます。ホームセンターなどは既にビニール袋が廃止されており、エコバッグを持って行き忘れた人には、レジ脇に置いてあるエコバッグを購入して荷物を詰めるようになっています。
日本ではレジ袋を購入することができますが、チリではレジ袋が全面的に廃止になる6カ月後からは、本格的にスーパーやホームセンターなどからビニール袋が消えることになります。また小さい小売店なども2年間の期間を設けてビニール袋の使用が全面的に禁止になるようです。
チリは南米諸国で一番最初にビニール袋を法律で廃止する国となりました。多くのチリ人も、環境に良いことをするのは、良いことだから法律制定には賛成と言う人の意見を多く聞きます。地球環境に良いことを国が先頭を切って先導していくのはとても素晴らしいことだと私も思います!
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