台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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序盤は5連覇中の王者を圧倒

序盤は5連覇中の王者を圧倒

 試合は、予想外の方向に進んでいきました。

 序盤は、今までにない雰囲気に飲まれたのか、5連覇中の台中市立豐原商業高級中等學校(以下、豐原高商)が動きが硬く、失点を重ね、第1セットを22ー25で落としました。


第2セットからは徐々に盛り返し…

第2セットからは徐々に盛り返し…

 第1セットを新北市立瑞芳高級工業職業學校(以下、瑞芳高工)が取ったことで、場内が瑞芳高工の下克上に期待する雰囲気に少しずつ変わっていきました。

 第2セットは、序盤はその雰囲気に乗ってか、瑞芳高工が押し気味に進めていきますが、経験豊富な豐原高商は少しずつ盛り返し、25ー16で取りました。

 その後、流れを渡しそうな要所をしっかり締め、第3セットを25ー21で取りました。


第2セットからこの様子が目立つようになり…

第2セットからこの様子が目立つようになり…

 第4セットに入り、瑞芳高工は流れを断ち切られた影響が出始めた、と言うより、オフェンスのパターンを読まれ、ことごとく止められ、万策尽き果てた格好になり、12ー25と3セット連続で落とし、場内が期待した下克上ならず。


6連覇達成の瞬間

6連覇達成の瞬間

 豐原高商の6連覇が決まりました。

 6連覇も見事ですが、それ以上に過去の経験がしっかり後輩たちに継承されているのが見えてくる優勝でした。


涙に暮れる瑞芳高工の選手

涙に暮れる瑞芳高工の選手

 敗れた瑞芳高工は、大きな壁に跳ね返されましたが、選手たちはいろいろなことを学び、多くのことを得たのではないかと思います。

 上の写真のように、多くの選手が涙に暮れましたが、邱得全監督は涙を流すことなく、冷静に記者たちの取材に対応していました。それ以上に選手たちが出せる力を出し切り、成長していった姿を喜んでいる感じでした。

 試合を見ていて、選手に委ねてできるだけ考えさせて、余計なことを言わず、のびのびプレーさせている感じだったので、この辺りは引き続き注意して見ていき、可能なら指導法などのお話をうかがえれば、とも思っています。

 台湾の高校バレーHVLも、バスケのHBL同様、注意して見ていきたいと改めて思いました。


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