ここはドコ?“迷路感”たっぷりのガンドリアへ
2020.10.12 up
狭い路地を歩いていくと、次にどんな建物が見られるのかワクワク!
今年は新型コロナで、自由に海外旅行を楽しむのもままならない状況だったので、スイスで国内旅行をしていました。
スイスは九州ほどの小さな国でありながら、ドイツ語圏、フランス語圏、そしてイタリア語圏と主に3つの異なる言語・文化を持つユニークな国。そのため、同じ国にいながら、まるで外国へ来たような気分を味わえるのが面白いです。
突然階段に。ここを上がると何があるのかな?まるで迷路です
世間の夏休みが終わりに近づいたある週、数日滞在したのはスイス・イタリア語圏ティチーノ州。州都ルガーノ(Lugano)や、毎年夏に開催される国際映画祭で知られるロカルノ(Locarno)など、観光客が多く訪れる地域ですが、筆者が訪れた時は、欧州外からの観光客の不在、そして夏休みの終盤であったことなどから、例年のにぎやかな様子に比べ、若干ひっそりしているように思えました。
オリーブが両脇に茂る小径。延々と続くオリーブの道を歩いていると、南欧にいる気分。
今回ご紹介するのは、スイスとイタリアの国境にあるガンドリア(Gandria)の町。ルガーノ湖沿いに位置しており、色とりどりので可愛らしい家がぎっしりと、湖岸にはりつくように並んでいます。
どことなくノスタルジックな雰囲気の石造りの小路が、迷路のようにどこまでも続き、ここで散策を楽しむ観光客も少なくありません。
オリーブの実が大きく育っていました
イタリア語圏で、しかもイタリアもすぐ目と鼻の先ということもあり、スイスの他の地域よりも良い気候に恵まれています。
ちなみにガンドリアからカスタニョーラ(Castagnola)という地区まで、2kmに渡って続く<オリーブの道>があることでも知られています。以前はオリーブ栽培がとても盛んだったのだそうで、現在も多くのオリーブの木々が育ち、ちょうどガンドリアを訪れた時は、オリーブの葉とグリーンの実が爽やかな雰囲気を醸し出していました。
ガンドリアを探索していると、このようにネコちゃんたちに多く遭遇
ガンドリアには、どこか昔の時代の、スイスではない知らない国に一瞬迷い込んでしまった…といった気分にさせる空間があります。今回は夏に来ましたが、春や秋などになれば、また違う顔を見せるのでしょうか。
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