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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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最後に太陽を見たのはいつ?毎日霧と曇りでどんより。

最後に太陽を見たのはいつ?毎日霧と曇りでどんより。

 11月下旬からぐっと気温が下がり、12月1日からは本格的に雪が降りだしました。さらに、ここ1週間ほどは毎日が霧と曇りで、太陽を見なくなって久しく、気分が欝々としている人も増えている気がします。

 この季節は、いつもどんよりした灰色の空の下、日の光を見ないことはよくあることなのですが、毎年そんな暗い気分を吹き飛ばし、楽しい気分にさせてくれていたのがクリスマスマーケットでした。


スーパーマーケットへ行けば、クリスマス商戦でにぎやか。

スーパーマーケットへ行けば、クリスマス商戦でにぎやか。

 しかし今年は新型コロナの影響で、大小関わらずクリスマスマーケットを中止するところがほとんど。そんなわけで、いつもは暗い冬の日を明るくする暖かいマーケットの屋台の光がなく、余計に気分がどよーん、としてしまいそう(苦笑)。

 そんな状況を少しでも明るくしようと、小規模でクリスマスの屋台を出す自治体や、『オンライン』のクリスマスマーケットを開催する所など、それぞれの州や町が工夫をこらし、できるだけ経済的打撃を小さくする努力をしているようです。


このミニクリスマスマーケットでは、屋台が4つ出ていましたが、閑散としていました。

このミニクリスマスマーケットでは、屋台が4つ出ていましたが、閑散としていました。

 先日老舗の焼き菓子屋さんを訪れてみれば、そこでは子どもたち向けのワークショップが行われていて、ビスケットで作るお菓子の家や、大きなクッキーに絵や文字を描くイベントに、楽しそうに参加しているファミリーを多く見かけました。

 また、スーパーマーケットではクリスマス商戦真っ最中。たくさんの玩具やクリスマス関連商品が所狭しと並び、買い物客でにぎわっていましたが、オンラインではもっと売り上げが大きいそうで、経済活動はまあまあ上手く行っているのかな?


州内のクリスマスマーケットを断念したフリブール州では、オンラインのクリスマスマーケットをオープン。(HPはFribourg Kariyon de Noëlより)

州内のクリスマスマーケットを断念したフリブール州では、オンラインのクリスマスマーケットをオープン。(HPはFribourg Kariyon de Noëlより)

 周りの国々では、一年で一番大事なイベントであるクリスマス期間は、コロナ感染対策に関する規制もろもろを緩和する方向でいくようですね。

 スイスのフランス語圏でも、11月からミニロックダウンが続いているのですが、12月10日からは、レストランやカフェの営業が再び開始されることとなりました(ヴァレ―州のみ12月14日から)。今年は踏んだり蹴ったりの飲食業、このクリスマス・年末の期間、十分コロナ感染予防対策をとりつつ、無事に営業ができるとよいな、と願っています。

 今年は、例年に比べると味気ない、やや寂しいクリスマスになりそうですが、そんなコロナ禍の中、クリスマスマーケット開催を決めた自治体も存在するようです。

 次回はそんなクリスマスマーケット事情もお伝えしたいと思います。



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