スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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レストランの外の通りに設置されている、ゴンドラリフト。(独語圏ベルン州)

レストランの外の通りに設置されている、ゴンドラリフト。(独語圏ベルン州)

 クリスマスまでに新型コロナ感染者を大幅に減少させ、クリスマス期間は制限を緩くする――といった当初の計画通りに進まず、10月の第2波ピークから半減はしているものの、そこからなかなか感染者数が減少しないスイス。

 スイスにおける、日々の感染者数はだいたい5000人前後。フランスやドイツなど近隣の国々も芳しくない状況のようで、このままヨーロッパが、クリスマス・年末年始へ突入すると、医療崩壊を起こしかけている州も出てきている現在、かなり危ういといえます。

 11月頃から、フランス語圏でレストランやバーの営業停止があったり、今月は新たに全国規模で、感染者の多い州での飲食業の営業を午後7時に短縮したり、と様々な感染防止対策をとってみるものの、著しい変化は見られず。スイスも、お隣のドイツのように、全国レベルでのロックダウンをクリスマス~年末年始に行う必要がある、という報道も見聞きするようになりました。


このレストランでは、テラスにゴンドラリフトが3台設置。(仏語圏ヴォ―州)

このレストランでは、テラスにゴンドラリフトが3台設置。(仏語圏ヴォ―州)

 冬の現在も変わらず、レストラン・カフェなどで多くの人々が、屋内で食事やお酒を楽しんでいる様子を見ると、「ちゃんとソーシャルディスタンスしてるのかな、見るからに密だな」と思うことがあるので、政府が飲食店関連での感染リスクに不安を感じるのも、分かる気がします。

 更に、季節が良い間は屋外やテラス席などを利用できたのが、寒い冬場はそれが困難になってしまいます。そういう事情もあってか、今年レストランなどの屋外で、増えてきた<あるもの>が。


一見した感じ、スキー場にありそうな普通のゴンドラですが――。

一見した感じ、スキー場にありそうな普通のゴンドラですが――。

 それはスキー用の『ゴンドラリフト』。おなじみ、スキー場などで人を山の頂上まで運んでくれる、あの乗り物です。

 老朽化して引退したゴンドラリフトでしょうか、屋外にこれらのゴンドラを何台か設置し、その中でチーズフォンデュや郷土料理を楽しめる、そんなレストランを散見するようになりました。


内部には、テーブルやクッション、毛皮の座布団が敷かれたベンチが!

内部には、テーブルやクッション、毛皮の座布団が敷かれたベンチが!

 ここ数年前から、ゴンドラリフト内でフォンデュなどスイスの美味しいモノをいただく、というレストランは存在していましたが、特に今年はコロナ禍もあり、冬の寒い日でも、家族や親しい人たちと一緒に、密にならず食事を楽しめる良いアイデアとして、採用する飲食店が増えたのかもしれません。


ゴンドラ内で、スイスの郷土料理をいただきます。

ゴンドラ内で、スイスの郷土料理をいただきます。

 町の通りやテラスに設置された、ゴンドラリフトの第二の人生が、このようにコロナの中で役立つことになるのは、なかなか興味深いと思いました。


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