スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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ベルンのクリスマスマーケット。メイン会場の入り口にて。

ベルンのクリスマスマーケット。メイン会場の入り口にて。

 12月からクリスマス前までの風物詩、クリスマスマーケット。今年は新型コロナの影響で、ヨーロッパ中のクリスマスマーケットが軒並み中止に追い込まれてしまいました。

 スイスでも、例年各地で行われるクリスマスマーケットを楽しみにしている人が多いものの、収まる気配を見せない現在のコロナ感染状況から開催が難しく、泣く泣く今年のクリスマスマーケットをあきらめた州や自治体が相次いでいます。


工芸品やクリスマス商品の中、マスクを販売する屋台が出現していたのは、今年ならでは。

工芸品やクリスマス商品の中、マスクを販売する屋台が出現していたのは、今年ならでは。

 そんな中首都ベルンでは、今年もクリスマスマーケットを敢行することに。11月末からほぼ12月いっぱい、規模をやや縮小し、新型コロナ感染対策も十分とりながら開かれています。

 クリスマスマーケットといえば、大勢の人々が狭い屋台の間をひしめき合いながら、ホットワインやスナックを手にぶらぶら歩く――というイメージがあります。「本当に今年クリスマスマーケットを開いて大丈夫?」と半信半疑の気持ちで、ベルンのクリスマスマーケットを訪れてみることにしました。


消毒液や、ソーシャルディスタンス用の線が屋台前にあったりしました。

消毒液や、ソーシャルディスタンス用の線が屋台前にあったりしました。

 メイン会場の一つである、クリスマスマーケットの入り口まで行ってみると、一見例年のものと大差がないように見えました。ただ、通常はもっとたくさんの屋台・スタンドがひしめきあっている印象だったのが、すっきりとしていて、スペースが多く取られているようです。

 さらに、いつもならそこここにある、ホットワインやソーセージ、スイス名物のラクレットなどが楽しめるような屋台がありませんでした。

 友達や家族、同僚たちとこういったワインやスナックを手に、他の屋台を冷やかしつつおしゃべりしながら食べ歩く、というのがクリスマスマーケットの醍醐味の一つなのですが、今年は状況が違います。これをしてしまうと、マスクなしで混雑した中、飲み食いしている人々が大声で笑ったり話したりすることになり、クラスターになりかねません。

 そういうこともあり、あえて今年のクリスマスマーケットでは、食べ物の屋台を意図的に除いているということでした。


もう一つのクリスマスマーケットにて。人の姿があまりありませんでした。

もう一つのクリスマスマーケットにて。人の姿があまりありませんでした。

 ちなみに、お酒や軽食が楽しめるレストランやバーが、クリスマスマーケット期間限定で存在するのですが、場所は狭く人数制限もされるので、多くの人がそこで飲食を楽しめる環境ではなさそうです。

 そのせいか、週末の昼過ぎであったにも関わらず、マーケットはどことなく静かな感じでした。マーケットの周りのレストランやカフェをのぞいてみたら、多くの人でいっぱい!クリスマスマーケットで食事を楽しめないので仕方がないのですが、その間マーケットがひっそりした雰囲気に(苦笑)。


マーケットで食べ歩きができないのは残念ですが、クリスマスデコレーションを見ていると、気分が明るくなりそう。

マーケットで食べ歩きができないのは残念ですが、クリスマスデコレーションを見ていると、気分が明るくなりそう。

 それでもクリスマスマーケットがあると、スイスの暗くて灰色の日々がぱっと明るくなるので、コロナ禍に負けず、ベルン市が今年もクリスマスマーケットを開いてくれたことを、とても嬉しく思いました。
 


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