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静けさが漂う空港 台北松山空港編
2020.03.30 up
15:00前のMRT松山空港駅
新型コロナウィルス感染の拡大を受け、日本と台湾の往来に大きな影響が出ています。日本に関係する措置を時系列で並べていくと、以下のようになります。
2月14日…日本をレベル1・Watch(注意喚起)に指定
2月22日…日本と韓国にレベル2・Alertに引き上げ(警戒、在宅の健康管理要請)
3月19日…日本をはじめ、アジア20カ国、アメリカ・ニューヨーク州、ワシントン州、カリフォルニア州を レベル3・Warningに引き上げ(警告、入境後14日間の在宅検疫、外出厳禁)
*19日0:00より、外国人の入境は、居留証所持者、外交など公務証明、商務証明、この他、特別に許可を得た者以外は原則禁止
3月21日…すべての国と地域をWarning - レベル3に引き上げ
3月24日~4月7日…台湾でのトランジット禁止
特に3月21日以降、空港にいる人が少なくなったという報道を見て気になり、24日に国際線が到着する台北松山空港、桃園国際空港の様子を見てきました。
今回は、羽田からの便が到着する台北松山空港です。
1枚目のMRTの松山空港駅での写真ですが、人の乗り降りは4~5人程度でした。時間帯もあるのかもしれませんが、ここまで少ないのは早朝か深夜くらいしか知らないので驚きました。
上海行きの便の搭乗手続きで並ぶ人たち
私が中へ入ったら、中国東方航空の上海行きの搭乗手続きで並んでいる人を見かけました。マスクは全員つけていて、中には防護服のようなものを着込んだ完全装備の方もいました。
それ以外のカウンターは全部閉まっていて、人は少なくなっていました。
到着ロビーも人は少なく、全体的に空港か航空会社の関係者の姿の方が目立つ感じでした。
国内線(台湾の表記通り)は通常運行
台北松山空港は、台湾の離島部、台東などへ行く国内線の飛行機の発着もあるところですが、国内線は通常運行といった感じでした。
ただ…
それでも情勢を反映してか、利用者は少なく、様子を見ていて、出発口に入っていく人は一人、また一人…とポツポツ入っていく感じでした。
到着ロビー前に設けられた専用タクシーのカウンター
3月4日より、レベル3・Warning(警告)の国から入境した人は、公共交通機関での移動を禁止されていて、11日からは在宅検疫違反として10~100万元(約36万8421~368万4214円)の罰金が科せられることになっています。
従って、在宅検疫対象者は自家用車(家族のも含む)、レンタカー、タクシーで移動しなければなりません。
そこで用意されたのが専用タクシー。
政府の防疫基準を満たした消毒を行っているタクシーで、入境者を自宅まで送ります。入境者が到着ロビーに出てきたら、上の写真のところに誘導され、所定の用紙に必要事項を記入します。
記入後…
専用タクシー乗り場
こちらへ移動し、タクシーに乗り込みます。
タクシーに乗る前、荷物は消毒を施してからトランクなどに入れ、乗客も手の消毒を行ってから、乗車となります。
料金表を見てみたら、台湾南部の高雄まで2980元(約1万979円)。
参考までに桃園国際空港ー台北市内は1200元(約4421円)前後。所要時間は40分~1時間程度。
それを考えると、非常に安く移動できるようになっています。政府の補助もあると思われますが、防疫に対する強い姿勢が伺えました。
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