台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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動線が明確になった入口付近

動線が明確になった入口付近

 これまで、2、3月に開催された学生スポーツの様子を紹介してきました。
 想像以上の厳格な対応にも少しずつ慣れ、余裕も出てきたのですが、4月に入りさらに厳格になってきました。

 その最大の要因となったのは、3月25日に台湾のCDC(衛生福利部疾病署)が公布した「室内100人以上、屋外500人以上のイベント開催停止」の要請。3月4日に定めた手引書を参考に、感染リスクが高くなる場合は、開催方法の変更か延期、もしくは中止するよう要請したものですが、これが4月8~12日に開催された中学バスケJHBLの開催に大きな影響を与えました。

 今回は、その様子を可能な限り紹介していきます。


社交的距離を保った記者席の配置

社交的距離を保った記者席の配置

 まず、4月7日に記者会見が行われる予定でしたが、これも狭い空間に100人以上になる恐れがある、ということで、主催者らが話し合った結果、中止。

 会場の台北体育館は、これまで紹介してきた入場規制や消毒などの衛生管理に加え、会場内が100人以上にならないよう、厳格に管理されていました。
 
 各チーム選手・指導者を含め、入場は上限20人までと少なくなり、更に厳しくなりました。

 試合の様子も一変。
 通常なら、開催中の試合終了の2分前くらいから、次の試合のチームがコートのそばで待っていました。初日は慣れていないこともあってか、次の試合のチームが入ってきてしまい、大会運営者が慌てて外に出るよう指示を出していましたが、2日目以降は前の試合のチームと完全に入れ替わるような形で入るようになりました。

 また、元の試合のチームも、ベンチの片付けがこれまでのチームよりも早くなり、入れ替わりがだらだらしなくなった感じでした。


試合開始前の様子

試合開始前の様子

 「場内100人以上禁止」対策以外にも、試合中の様子にも変化が見られました。

 まずは、試合開始前。
 両チームの選手が握手をしますが、これを禁止し、敬礼(1階のテレビ中継用の会場のみ)をするか、省略(4階のサブ会場)していました。また、ジャンプボール前の審判との握手も、グータッチで済ませていました。


決勝の選手入場時の様子

決勝の選手入場時の様子

 男女の決勝では、高校バスケ、中学・高校バレー同様、家族と一緒に入場する予定でしたが、これも「場内100人以上禁止」により取り止め。

 加えて、選手がスポットライトを浴びて入場する際も、指導者、チームスタッフらとハイタッチをしながらコートに整列するのですが、これも禁止。最初は、気づかずハイタッチを行っていたチームがありましたが、途中で指摘を受け、止めていました。

 


2位の表彰の様子

2位の表彰の様子

 表彰式も、「場内100人以上禁止」により、やり方を変えました、

 通常は、最後の男子決勝を終えてからまとめて行っていましたが、これを順位決定戦終了後に行いました。男女の決勝後は敗れて2位になったチームの表彰を行い、最後の表彰式は男女の優勝チームと個人賞の表彰を行い、100人以上にならないよう、配慮されていました。

 上の写真は女子決勝後の2位に入った台北市立民族實驗國民中學の表彰の様子ですが、この表彰でもマスク着用が義務付けられていました。最初の方は、進行を優先させていたのか、非着用でも進んでいましたが、途中から非着用の場合は表彰とその後の記念撮影の場に参加させないようにしていました。

 このような感じで、JHBLの5日間の日程が終わりました。

 台湾は、ガードは日が経つにつれ、どんどん固くなっている印象ですが、当たり前の日常を可能な限り保つための努力は欠かしていない感じです。私は、その努力を学生スポーツの会場で見ているような格好になっていますが、皆さんにそれが伝われば幸いです。


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