台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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自動販売機が設置されている信義健康中心の入口

自動販売機が設置されている信義健康中心の入口

 日本でも紹介されていますが、台湾のマスクは1月下旬から政府の規制により、今は薬局か一部衛生所(保健所に相当)、管制のネット販売のみ購入可能になっています。

 購入可能数量、再購入禁止期間などの制限は状況に応じて変わっているものの、健康保険証(外国人は居留証でも可)を用いた薬局での販売が2月6日に始まってからは、薬局、衛生所に毎日長い列ができました。
 私も近所の薬局に1時間前から並びました。3月以降は落ち着いて前から3番目くらいでしたが、2月17日にはじめて購入した時は27番目でした。

 これでは購入者だけでなく、販売している薬局にも大きな負担になります。現に台湾の薬剤師協会のfacebookのサイトには、現役の薬剤師から「(マスク販売で)本来の仕事ができない!」、「(薬剤師は)いつからマスク販売師になったの?」といったコメントが寄せられるようになっていました。

 その声に応えるような形で、登場したのが…


マスクの自動販売機

マスクの自動販売機

 マスクの自動販売機。

 4月9日から、一人9枚まで購入可能(14日間は再購入不可)となっただけでなく、身分証番号の末尾による購入制限もなくなりました。変更当初、薬局にも長い列ができていましたが、制度変更に合わせて自動販売機が設置された台北市の信義健康中心にも長い列ができていました。

 最初は小型のものが1台設置されていましたが、扱える数量が少ないことから、時間がかかっていたので、上の写真のような大型のもの2台に加え、中型のもの1台が設置されていました。

 でも、どこかで見た覚えがあるような、ないような…

 よく見ると…


日本語の表記が

日本語の表記が

 日本語の表記がありました。

 ちなみに、数字のボタンの上に保護シートが貼られていますが、感染対策で消毒はこの上から数時間ごとに行っています。

 さらに注意して見ていくと…


日本語の注意書き(中型の自動販売機のもの)

日本語の注意書き(中型の自動販売機のもの)

 日本語の注意書きもありました。

 それで確認したら、日本製の中古自動販売機でした。
 それを取り扱っている台湾の会社が、衛生福利部(厚生労働省に相当)、台北市と協議を重ね、このような形で登場となりました。

 台湾仕様になっているのは…


液晶画面とカードリーダー

液晶画面とカードリーダー

 上の写真の機械。
 健康保険証カードの挿入口、悠遊カードのカードリーダー、必要な情報を表示する液晶画面が装備され、進化していました。

 私も購入してみましたが、その感想、自動販売機を扱う会社の方の話などは次回にて。


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