白アスパラガス農家に朗報 外国人労働者の入国許可
2020.04.13 up
4月から6月に出回る白アスパラガス。コロナの影響で収穫に問題が起きています。
今年も白アスパラガスの季節がやってきました。しかし、新型肺炎のため国境が封鎖され、栽培農家に大きな問題が発生しました。収穫を手伝う外国人労働者がドイツへ入国できず、人手が全く足りないというのです。
この問題を受けて政府は、4月と5月各月最大4万人の外国人労働者のドイツ入国を条件付きで許可しました。労働者は主にルーマニアやウクライナなど東欧諸国からです。入国は飛行機を利用し、到着時に健康検査があり、その後受け入れ先の農家は保健局へ提出できるよう労働者の健康チェックを行います。最初の14日間は他の従業員とは完全に隔離され生活、労働します。グループの人数も最大20名までとしています。
他にもイチゴなど果物の収穫や野菜の種まきなど、これからのシーズン、人手が更に毎月約1万人は必要とされ、農家は学生や難民などドイツ国内からも労働力を募っています。レストランや学校関係者などお店や学校が閉まっているため、自ら進んで農家に協力する人たちも数多くいます。
毎年約30万人の外国人労働者がドイツ農家を手伝いに来ているという数字をみると、まだまだ人手不足と言わざるをえません。しかし、これからシーズンを迎える生産者にとって経験のある労働者が来て安心して作業を任せられるのは、ありがたいことに違いありません。また消費者の私たちも毎年この時期に食べられる白アスパラガスが、多くの外国人労働者の力に支えられているという現実を改めて認識させられました。
白アスパラガスの収穫には熟練の技が必要です。
レポーター「上原 飛鳥」の最近の記事
「ドイツ」の他の記事
タグ:新型肺炎、コロナ、ドイツ
- 855 ビュー
- 0 コメント
- 2021年2月(1)
- 2020年8月(1)
- 2020年5月(3)
- 2020年4月(3)
- 2020年3月(1)
- 2020年1月(1)
- 2018年2月(1)
- 2018年1月(2)
- 2016年5月(1)
- 2016年2月(2)
- 2016年1月(2)
- 2014年7月(1)
- 2014年2月(3)
- 2014年1月(5)
- 2013年12月(2)
- 2013年7月(1)
- 2013年5月(1)
- 2013年4月(1)
- 2012年10月(2)
- 2012年7月(1)
- 2012年6月(3)
- 2012年5月(3)
- 2012年4月(4)
- 2012年2月(2)
- 2012年1月(1)
- 2011年12月(3)
- 2011年11月(1)
- 2011年8月(6)
- 2011年7月(7)
- 2011年6月(1)
- 2011年5月(1)
- 2011年3月(4)
- 2011年2月(1)
- 2011年1月(3)
- 2010年12月(5)
- 2010年11月(1)
- 2010年10月(1)
- 2010年9月(4)
- 2010年8月(6)
- 2010年7月(11)
- 2010年6月(3)
- 2010年4月(4)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(1)
- 2010年1月(5)
- 2009年12月(2)
- 2009年11月(6)
- 2009年10月(5)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(6)
- 2009年7月(3)
0 - Comments
Add your comments