台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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啓発ポスターと入場に至るまでのフローチャート

啓発ポスターと入場に至るまでのフローチャート

 今までは、インドアスポーツの大会の感染症対策を中心に紹介してきました。
 アウトドアスポーツについては、気になっていましたが、なかなか機会がなく、紹介ができませんでした。

 今回は3月29日、30日に開催された大学野球UBLです。
 無観客試合で、各チーム上限50名の入場制限がありましたが、許可をいただいたので、その様子を紹介していきます。

 まずは、入口で見られたもの。
 大学バスケUBAでも見られた手洗い、体温測定、マスク着用の啓発ポスター(キャラが違います)、入場に至るまでのフローチャートのポスターが置かれていました。

 入場時には、非接触型の体温計で検温、手の消毒、氏名、連絡先を記入する質問票の記入がありました。質問票は、高校バスケHBLの入場時に記入したものとほぼ同じ用紙で、14日以内に訪れた国・地域の書き込みが変わっていただけでした。

 また、ナースも常駐、フローチャートに基づいた体調不良者の様子を見るための観察用の部屋も、別途用意されていました。


UBAでも見た消毒用の機械

UBAでも見た消毒用の機械

 記者室に入ったら、この機械を見かけました。UBAの会場で見かけたものだったので、担当の方に確認したら、この機械を使って使用後のロッカールーム、ベンチ、客席、記者席、会見室を消毒しているということでした。

 


グラウンドの様子

グラウンドの様子

 入場者が中で動ける範囲も限られていました。
 チームと一緒に入場してきた関係者は客席だけで、座る際も間隔を置くよう指示されていました。また、試合が終わったら速やかに退場しなければなりません。
 
 記者は、試合中は記者室か3塁側のカメラマン席、試合終了後は会見室のみ移動可能でした。


会見室の様子

会見室の様子

 試合終了後、早い段階で両チームの監督と選手の代表が会見に臨みますが、基本的に選手たちへの取材はここだけ可能で、それ以外では原則禁止でした。

 記者が座る位置については、特に制限が設けられず、座れるところに座る、という感じでした。


優勝決定で盛り上がる開南大學の選手たち

優勝決定で盛り上がる開南大學の選手たち

 球場内に入ると、選手たちの熱戦が繰り広げられ、ここだけ感染症の不安を取り除ける場となっていました。

 試合も、無観客試合の影響は特に感じられず、いつもと変わらない雰囲気でした。優勝の光景も、上の写真のように毎年見てきたものと同じ。表彰式も特に変わったところはなく、毎年見て生きているものと同じでした。

 日本では学生スポーツが、中止か延期になっていると聞いています。その一方で、台湾では厳格な管理のもと、開催されています。写真だけだと当たり前のように見えますが、この当たり前が本当に尊いものだと改めて感じた、野球の大会でした。


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