台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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場内での行動に関する注意書き

場内での行動に関する注意書き

 夏休みの恒例行事の「漫画博覧会」

 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月に中止が発表されていましたが、「台北国際ACG博覧会」と名称を変更し、規模を縮小しての開催となりました。

 国際線の運行が限られ、渡航後14日間の隔離が求められる現状では、日本から声優や漫画家らが来られる状況ではなく、規模の縮小や開催方式の変更は仕方がないところですが、それでも7月30日の初日が9万人、その後も10万人以上の来場者がありました。

 日本ではこの手のイベントは現状開催できない状況にあると思いますが、台湾では6月中旬から少しずつ開催されるようになってきています。

 今回は、その様子を紹介していきます。


記入が必要な調査票

記入が必要な調査票

 まず、来場者は入場するにあたり、

 ・マスクの着用
 ・検温を行い、体温37.5℃以上の人の入場はお断り
 ・名前と連絡先の記入欄がある調査票の記入
 ・手の消毒

の以上3つが義務付けられます。

 調査票の記入には専用の机が用意され、そこで書き込む来場者の姿が多く見られました。


人気が高いゲームのブースより

人気が高いゲームのブースより

 これは1~2月に開催された台北国際アニメ・漫画フェスティバルでも見られましたが、各ブースごとに検温と手の消毒を行なっていたところもありました。

 とはいえ、上の写真のゲームのブースのように、なかなか人の密集が避けられないところもありました。


振興券の使用を呼びかけるのぼり

振興券の使用を呼びかけるのぼり

 7月15日から経済の振興策の一つとして発行された「振興券」。1000元(約3621円)で3000元(約10865円)分使えるプレミアムクーポン券ですが、各ブースともこのクーポン券の使用を呼びかけていました。

 使用率は、ブースごとに変わってきますが、30%のところもあれば、70%のところもありました。

 「振興券」は子ども名義でも購入可能なので、臨時収入があったような格好になった子どもたちにとっては、この会場で心強い存在になったと思います。


「已售完(売り切れ)」の張り紙の山

「已售完(売り切れ)」の張り紙の山

 漫画博覧会で見られた来場者の購買力は、台北国際ACG博覧会でも健在でした。人気ブースでは、日を追うごとに売り切れの張り紙が多くなり、上の写真のようになっているところも目立ちました。


 主催者の担当の方にも話を伺いました。
 来場者に関しては、過去の漫画博覧会に比べ、少なかったそうですが、その下げ幅はどうにか抑えられ、来場者数に比例するような感じで盛り上がってくれたということでした。

 この類のイベントでは、日本人の声優や漫画家らのサイン会は不可欠で、それが多くの来場者の目当てにもなっていましたが、今回は全て台湾人で行われました。その台湾人のサイン会でも、人が集まり盛り上がっていましたが、その様子は次回以降ということで。


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