台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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会場の様子

会場の様子

 毎年紹介してきたコーヒーを中心とした総合展覧会が11月19~22日に開催されました。試飲、試食が売り物のイベントに加え、久しぶりの開放感も伴ってか、土日には多くの来場者が会場を訪れ、二週間前に同じ南港展覧館で開催された台北国際旅行展よりも賑やかな雰囲気に包まれました。


 上の写真は、会場の4階から1階へ降りるエスカレーターから撮影したものですが、奥の人が集まっているところはお酒のブースが集まっているところです。公然とお酒の試飲ができることもあってか、土日はここに人が集中し、近づくことができませんでした。


試飲、試食を提供しない旨の告知

試飲、試食を提供しない旨の告知

 本来なら上の写真のように試飲、試食は提供できないことになっていて、仮にできても歩きながらは厳禁で、注意を呼びかけていました。更に、場内では、マスクの着用の徹底を呼びかけるボードを持った係員が巡回していました。

 それでも…


「意麺」という乾麺の試食

「意麺」という乾麺の試食

 なかなか徹底とは至らず、開放感も伴ってと見られますが、マスクをずらして歩きながら上の写真のような試飲、試食品をほおばったり、周りの人と話したりしている姿を多数見かけました。

 この辺りについて、話を伺ったら、「周りが騒がしいから、どうしてもマスクをずらして声を大きくして話すしかないのではないか」ということでした。

 改めて、感染対策の徹底の難しさを感じました。


来場者にサイフォン式コーヒーの説明をする台湾UCCの徐詩媛さん

来場者にサイフォン式コーヒーの説明をする台湾UCCの徐詩媛さん

 台湾UCCのブースでは、毎年トップバリスタによるコーヒーの淹れ方実演を行なっていますが、今年は感染対策に苦慮した格好になりました。

 上の写真の徐詩媛さんは、2019年と2020年のワールドブリュワーズカップ・ハンドドリップ部門の台湾地区優勝の実績がある方です。

 フェイスシールドをつけて実演を行なっていますが、マイクの位置が外だと雑音が入り、内だと衛生面での心配が出てきます。
 また、コーヒーの香りを試す際にも、フェイスシールドが邪魔になります。

 徐さんの場合、大きな問題はなかったのですが…


フェイスシールドを取り払って実演を行う林紹興さん

フェイスシールドを取り払って実演を行う林紹興さん

 もう一人の林紹興さんはこの影響がもろに出てしまい、上の写真のようにフェイスシールドを取り払っての実演となりました。

 林さんは2020年のワールドブリュワーズカップのラテアート部門の台湾代表選抜大会で優勝、2019年の台湾の大会のハンドドリップ部門で優勝の実績がある方ですが、想定外の敵の登場に悪戦苦闘していました。
 
 その結果が上の写真ですが、この時が一番落ち着いて実演できていた感じでした。

 開催にはこぎつけたものの、飲食関係の感染対策の難しさはところどころに出ていた今回の展覧会でした。


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