台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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気合が入ったポーズを見せる蔡英文総統

気合が入ったポーズを見せる蔡英文総統

 新型コロナウイルスの感染拡大が進んでから、海外旅行ができなくなり、観光も厳しい状態が続いています。

 過去に、「早く日本へ行きたい!」と考えている人が多くいる、と書き込みましたが、その思いに答えるような感じで日台の代表者の共演が台北国際旅行展でありました。

 まず、台湾の代表者は蔡英文総統。

 久しぶりにお見かけしましたが、5月から続く感染拡大や政治的な対応でお疲れ気味だったようで、表情が冴えない感じでした。


蔡英文総統(左)と日本台湾交流協会の泉裕泰代表(右の赤いはっぴ姿の男性)

蔡英文総統(左)と日本台湾交流協会の泉裕泰代表(右の赤いはっぴ姿の男性)

 開会式終了後、蔡英文総統は各ブースを回りますが、その中の一つである日本各地の観光案内を行っている日本館のブースも訪れました。

 日本館で、蔡英文総統を待っていたのは、日本台湾交流協会の泉裕泰代表。日本台湾交流協会は、日本と台湾の実務レベルでの交流を維持するために設立された財団法人で、在外公館に相当する業務を行っているところです。言い換えると、泉代表は「在台日本人の代表」という存在です。

 泉代表と蔡総統の共演は、過去にもありましたが、この時は全く聞いていなかったので本当に驚きました。


絵馬を残した蔡英文総統

絵馬を残した蔡英文総統

 両者は絵馬を残して行きましたが、蔡英文総統は日台友好の素晴らしさを綴りました。外交関係はなくても、実務レベルではさらに緊密な交流関係が構築されている日本と台湾。今後も良好な交流関係が続き、さらなる発展があることに期待したいです。


熱海市のシールボードより

熱海市のシールボードより

 泉裕泰代表は、東京観光財団のブースの絵馬には、台湾と日本の100年に渡る交流の深さを綴りましたが、他のブースにも可能な限りメッセージを残していきました。

 熱海市のブースでは、日本と台湾の100年の友情を綴り…


山陽・山陰地区のブースの絵馬より

山陽・山陰地区のブースの絵馬より

 山陽・山陰地区のブースでは、「広島よし! 人よし! 酒よし! 風景よし!」とメッセージを残していきました。

 泉裕泰代表の細やかな気遣いと仕事ぶりには、私が頭が下がる思いでした。

 泉代表の細やかな気遣いと蔡英文総統が日本に寄せる期待が、未来の日台の観光発展につながることを、今はただただ祈るばかりです。


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