台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

前の月へ

2024.11

次の月へ
S M T W T F S
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

新たに見つけた黄色の袋

新たに見つけた黄色の袋

 前回、ゲン担ぎのお菓子「乖乖」を紹介しましたが、最近スーパーで違う色の袋を見つけました。

 それが上の写真。

 黄色の袋は五香粉風味ですが、五香粉はエスビー食品のホームページによると、

 《花椒(または山椒)、クローブ、シナモンの3種と、スターアニス(八角)、フェンネル、陳皮(干したマンダリンオレンジの果皮)のうちの2種類の計5種類が混合されるのが一般的》

 だそうです。さて、これがどのような味で、黄色の袋に製造元が込めた意味は何か。以下、紹介します。


【参考】
https://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/search/detail/00096.html


袋の裏には、赤の袋同様の説明も

袋の裏には、赤の袋同様の説明も

 以前、緑以外の色は「縁起が悪いから使うなという感じ」だと紹介しましたが、それは黄色も同じ。黄色信号は、「安全に止まれない場合を除き、必ず停止をしなければならない」という意味で、赤信号とほぼ同じ。

 やっぱり縁起が悪いので、メーカーも工夫を凝らし、黄色は「金運」を呼び込むような構成にしていました。表にはメッセージが残せるよう、書き込み欄を設け、袋の裏には説明のイラストが残されていました。

 こちらも、赤の袋同様、メーカー側が設定した使い方をしているのを見たことがありません。今後出てくるかゆっくり観察していきたいと思います。


黄色の袋の中身

黄色の袋の中身

 気になる五香粉の味は、塩辛さは全くなく、かといってココナッツミルク、チョコ風味に近い甘味があるのでもなく、という感じでした。

 個人的な感覚ですが、今は関西地区以西限定で販売されているmeijiの「カールうすあじ」に近く、日本人と台湾人の「うすあじ」の定義が違うだけ、のように感じました。

 他の味と共通しているのは、こちらも一回食べたら病みつき感が強く、手が止まらなくなり、あっという間に食べられること。「乖乖」が1968年から今日まで販売され続けている理由が分かるような気がしました。

 日本で台湾旅行に飢えているみなさんが台湾に来られるようになった際は、緑と赤の袋同様、お土産やゲン担ぎで購入を検討してみてはいかがでしょうか。




レポーター「小川 聖市」の最近の記事

「台湾」の他の記事

  • 955 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives