台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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11月12日の選挙活動の一コマ

11月12日の選挙活動の一コマ

 11月12日に1時間13分も感染確認者と接触があったとなると、考えられるのは、夜総統府前の凱達格蘭大道で行われた選挙活動を見に行った時。この時、いわゆるVIP席で中央の最前列から6列目くらいのところで、身動きが取りにくいところに座っていました。加えて。最後に演出のために大型の旗で前と上を覆いかぶされるため、屋外といえども、密閉された空間が作りやすい状況にあるため、近くに咳をしている人がいて、それを避けようとしても簡単に避けられない雰囲気がありました。

 これがきっかけで、隔離が解除され、外出が自由になったとしても、不特定多数の人が訪れる選挙活動には気軽に訪れることはできなくなりました。


健保快易通アプリからアクセスできる各種証明書発行のサイト

健保快易通アプリからアクセスできる各種証明書発行のサイト

 そして、もう一つ厄介な問題が、前回紹介した隔離通知書の発行が遅れたこと。身近な人から聞いた話と病院から連絡を受けた際には「通常1~2日で発行されるもの」と言われたものですが、これが2日経っても全然発行される気配がありませんでした。

 隔離通知書がないと、具体的な隔離期間が分からないので、発行されないと本当に困るものです。

 隔離期間は政府が告知しているので、全く知らないというわけではないのですが、こちらで勝手に判断して行動をとり、気がついたら傳染病防治法や特別法違反になっていて、高額の反則金を科せられたくなかったので、とにかく隔離通知書の発行を待ちました。


ようやく発行された隔離通知書のあるページより

ようやく発行された隔離通知書のあるページより

 隔離通知書が、連絡を受けてから2日経ってもなかなか発行されないことで、おかしいと思い、16日に再度専用ダイヤルの1922に電話しました。そうしたら、「発行は(私が)住んでいる自治体の地区にある衛生所ですから、そちらに問い合わせてみてください」と言われ、地区の衛生所の連絡先を見つけて電話をしました。

 衛生所では、連絡先を伝えた上で「確認しますので、一旦電話を切ってお待ちください」と言われました。しばらくしたら、衛生所からS M Sが届きましたが、こちらは問い合わせと診察、予防接種の予約受付のS N SのI Dが記載されたものでした。

 自分が望んだ答えではありませんでしたが、それでも連絡が取りやすくなるので、すぐ入力してつながり、再度隔離通知書について確認しました。

 その後すぐ返信があり「他のI D番号はありますか?」と質問が来たので、昨年、居留証を更新した際、番号が変わったことを説明した上で「以前の番号ですか?」と確認したら、「はい、そうです」と返答があったので、番号を送信して待つことにしました。


隔離通知書の最後のページより

隔離通知書の最後のページより

 待っていても進展がある様子がないので、衛生福利部の隔離通知書発行の問い合わせダイヤルも健保快易通アプリで確認できたので、そちらにも電話をして、保険証番号と連絡先を伝えて、連絡を待ちました。

 それも待っても全然連絡が来る様子がなく、職員たちの退勤時間に近かった(と思った)ので、また1922に電話して、確認をお願いしました。

 そうして待っていたら16日の日没前後には、健保快易通アプリでアクセスできる各種証明書発行のサイトに隔離通知書があり、発行されているのが分かりました。

 翌17日午前11時過ぎに、S M Sで隔離通知書発行の通知が来て、ファイルをダウンロードして終わりました。

 隔離通知書の発行が遅れた原因として考えられるのは、

・医師の診察を受けたのが日曜日で、衛生所は休みだったため、病院からの報告の到着が遅れた
・14日から隔離期間が5日に変更されたため、職員たちがそれに対応する必要に迫られた
・居留証番号が昨年変更されたことで、システムに2種類の番号が存在していたこと

 の3つ。隔離通知書に記された自分の居留証番号を見たら、前の番号と現在の番号のものが2つ出てきたので、発行先の衛生所で古い番号で引っかかっていたように感じました。


隔離明け初日の抗原検査のテストプレート

隔離明け初日の抗原検査のテストプレート

 私の体調は、初日こそ最高37.8℃まで熱が出たものの、以前病院でもらった薬が効いたらしく、翌日から熱が上がることはありませんでした。ただ、のどは、風邪の初期症状にありがちな少しの痛みと違和感はすぐに引きませんでした。それでも隔離初日から4日目くらいまでは、いい感じで回復していきましたが、その後2日間くらい回復の速度が遅れました。

 それで参考にしたのが、自分と症状が近いと感じた川上浩一先生のツイート。

 うがいを徹底されている様子があったので、私もそれにならってうがいの回数を増やしました。鼻うがいもできれば良かったとは思うのですが、装置がなかったので、あきらめました(最近、台北市内のドラッグストアで見つけ、現在使用中)。

【参考】
https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1592370140272033793?s=20&t=Q2yLjtpw9fGI9tRJaiRmzw

 うがいをするようになってから、のどの回復の速度は上がったように感じ、隔離期間最終日には、体調が99%戻った感じになりました。

 迎えた隔離解除初日の21日。

 朝、起きてから抗原検査をしたら、上の写真のようにテストプレートには1本線だけになり、晴れて隔離解除の喜びを噛みしめるような心境になりました。

 隔離解除後の自主健康管理期間が「n」と記載され、各自に委ねられる状況にあるのですが、私の場合は、生活環境を元に戻しながらも外出や人との接触は必要最小限にとどめ、飲食店の中で食事を摂ることも可能な限り控え、前回紹介した清冠1號の残りを毎日服用し、1週間前後様子を見ました。

 正直、今回の症状は以前の経験なら風邪の初期症状で、「薬を飲んで2、3日休んで仕事に復帰する」という流れのものです。実際、隔離2日目くらいから、のど以外は問題ないくらい調子が良く、「何で7日間(注:感染確認日は0日目です)も隔離生活を送らないといけないの?」と思うくらいでした。

 実際に隔離生活を経験し、直前の生活状況を振り返ると、気温の急激な変化で寝冷えして体が弱っていたフシがあり、そこに選挙活動に顔を出してスキを見せたばかりに、ウイルスが入ってきて、体内で悪さをしてしまった、という感覚です。今でも抗原検査で2本線が出たことは理解に苦しみ、信じられませんが、これこそが新型コロナウイルス感染症の怖さのようにも感じます。

 私の長い文章が参考になり、お役に立てれば幸いです。

 また、10月13日から日本との往来の制限も緩和され、台北市内に旅行者とみられる人も少しずつ見かけるようになりましたが、台湾に到着してから体調不良になった場合は、まずは信頼できる身近な人にすぐ相談して、可能な限り早く治療に向けて手を打てるように、と願います。


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