日本の重要性を知った台湾観光協会66周年記念総会
2023.01.06 up
台湾観光協会66周年記念大会の会場
毎年、台北国際旅展と台湾美食展を開催している台湾観光協会が設立66周年を迎え、12月9日に台北市内のホテルで来賓を招待し、設立記念大会を開催しました。
10月13日から、海外からの訪問客に対し、入境を開放したことで、台湾の観光業界にも変化が訪れるのではないかということで、期待にあふれる大会になりました。
行政院の蘇貞昌院長
台湾観光協会の葉菊蘭会長は過去2年の感染拡大期に観光業界をサポートしてきた行政への感謝の言葉を述べ、、行政院の蘇貞昌院長、交通部の王國材部長とも、台湾の旅行業界へのサポートを手厚くしていくことで、2023年以降の観光業界の成長につなげていけるようにしていきたい、とあいさつを述べました。
基調講演の様子
来賓のあいさつ後、最初に台湾の財信傳媒というビジネス雑誌・「財訊」の発行人などを務める謝金河チェアマンが基調講演を行いました。
謝さんから出てきたのは、「ジ・エコノミスト」誌が提起した報復的旅行に関するもので、今まで旅行に行きたくても行けなかった人たちが入境の門戸開放の反動で観光客が増加するのではないか、という話でした。
統計に基づく分析も
聞いている限りですが、そこでカギになるのが「日本」のようで、日本関係の資料が画面に表示されることもしばしばありました。
日台を往来する人々は、2019年と比べ、どこまで戻るでしょうか。
旅行予約サイトのアゴダ社 CEOのオムリ・モーゲンシュターン(Omri Morgenshtern)氏
みなさんの中にも、1度は利用したことがあると思いますが、旅行予約サイトのアゴダ社(https://www.agoda.com/)のCEOのオムリ・モーゲンシュターン(Omri Morgenshtern)氏が最後に基調講演を行い、記念大会を締めくくりました。
こちらは全編英語で、各座席には通訳の声が聞けるイヤホンが設置されていましたが、スピーカーのオムリ氏も聴衆の多くである台湾人を意識して、わかりやすい英語で話していました。
内容は、細かい統計と業務経験をもとに、観光復活のカギになりそうなサービスは何かを問い、どうやって自分たちのところに観光客を呼び寄せるか、というものでした。
その後、お茶会となり、散会となりましたが、過去のイベントでお見かけした方々に会い、ちょっと驚いた再会となりました。
2023年の観光業は、どこまで戻るでしょうか。
そのカギは日本でしょうか。
気になる1年になりそうです。
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