感染が広がる中での開催 台北国際ゲームショー(1)
2022.02.08 up
開催前の記者会見より。冒頭、ゲームの市場調査やユーザーのニーズ調査の報告がありました。
今年も1月22~25日に台北国際ゲームショーが開催されました。
昨年同様、今年も桃園国際空港で働く職員のオミクロン株感染が発覚してから、台湾各地で感染の広がりを見せ始めている中での開催となり、特に22日は市中感染82人、23日は52人と今年に入ってから1、2番の感染確認者が発表された時でもありました。それ故、「このゲームショーで更に広がるのでは…」という声も上がっていた中での開催となりました。
その影響は、会場にもしっかり出ていました。
入口に置かれた消毒用ロボット
入場口には消毒用のロボットが置かれ、ブルーライトが光り、消毒液のミストが出てくる中での入場となりました。このロボット、開発した会社のホームページを見ると、新型コロナウイルスにも対応しているようで、会場にあったロボットの機体にも「デルタ株にも抑制効果あり」という文言のシールが貼られていました。
【参考】
https://wifundity.wistron.com/uvc.html
特定のブースで発生した混雑
会場内は、各ブースの通路を昨年よりも広めに設けてあったのですが、初日は特定のブースでは通路が塞がるくらいに人が集まり、移動も困難なくらいになりました。
これを受け、主催者側が翌日からとった対策は…
外まで並ぶ来場者たち
2カ所あった入口を1カ所に絞り、入場を制限する方法でした。
その影響で、初日の来場者の列が館内の入口前だけだったのが、外まで長く伸びることになりました。ただ、これだけ長くなっても、開場から2時間以内には解消され、入口も2カ所になりました。
この効果はすぐに現れ、2枚目の写真のところだけでなく、特設ステージ前の混雑も緩和され、移動もしやすくなりました。
昨年も設けられた手洗い場
昨年も会場内に設けられた手洗い場。
今年も2カ所に設けられ、利用する人も多く見られました。
注目してほしいところは、上の写真の右側。
手洗い場には、休憩用のイスがいくつか設置されていましたが、これが初日の午後から全部撤去されました。イスがあると座り込んで長時間留まる人がどうしても出てくるので、それを防ぐのが目的です。
気になって主催者の担当の方に話を伺ったところ、会場の管理責任者から来場者が過度に密になる状況ができているので、改善するよう要望が出ていたということでした。また、政府から感染対策に最大限留意するよう指導を受けていたそうで、それを踏まえての措置となりました。
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