冬休みのはじまりを盛り上げたインディーハウスとボードゲームコーナー
2022.02.23 up
インディーハウスのコーナーより
感染対策を中心に2回台北国際ゲームショーの様子を紹介してきました。
肝心のイベントはどのような様子だったのかが、掴めていなかったと思うので、今回はそれを中心に紹介します。
昨年はビジネス(B to B)とカスタマー(B to C)と分けてその様子を紹介しましたが、今年は事情が違いました。
ビジネス関係と来賓の講演会は、開催前の1月20、21日にオンラインでの開催となりました。そのため、昨年会場に設けたビジネスゾーンはなくなり、開催規模が縮小された格好になりました。
ゲームショーではインディースハウスも重要な位置付けで、開発者たちがのユーザーの反応を見ながら試作品の精度を向上させる場として、新作品のPRの場として機能しています。しかし…
【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2021216173452
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2021216192245
テストプレイの実施を見送り、QRコードで情報提供を行なっていたブース
昨年同様、感染拡大で出展を見送ったり、ポスターとモニターを設置して、あとはQRコードをスキャンして情報を得て、テストプレイを促すところも見られました。
こればかりはどうしようもなく、早く元に戻るのを祈るしかないように感じました。
私が体験したVRのシューティングゲーム
インディーハウスのゲームもいくつか体験しましたが、昨年は出展していても体験プレイを実施していなかったVRのコーナーへ行ってきました。
ここで体験したのは、VRのシューティングゲーム。
体を動かし、その動きで攻撃したり、装備を変えたりするのですが、慣れていないので、思うように移動できなかったり、弾を出していたりと訳が全然分からない状態に陥りました。
ゴーグルを外したら、全然見当違いのところに立っていて、「あれ、なんでこんなところにいるの、私…」という感じになり、頭もクラクラしてゲームの進化に自分が追いていけていないのを再度実感することになりました。
*ゴーグルのクッション部分は接触するので、ゴーグルをつける前に必ず目の部分が空いている不織布製のアイマスクを着用します。
添丁の伝説
来場者が記入した付せんのメッセージでの評価が高く、注目を集めたのが「添丁の伝説」。
モデルは、日本統治時代の台湾で富裕層からの窃盗と貧困層への分配を繰り返した廖添丁という、「ねずみ小僧」のような人物です。その廖添丁を操作し、敵とボスを倒しながらストーリーを進行させていく横スクロールのアクションゲームで、Windows版だけでなくニンテンドースイッチ版も発売されています。
台湾の文化と歴史を融合してアクションゲームにまとめあげた点が評価され、3万人以上のカスタマー投票で選ばれた「2021 GAME STAR 遊戯之星」の台湾研發遊戯(台湾で研究開発されたゲーム)部門で金賞、ゲーム機部門とPCゲーム部門で佳作を受賞しました。
実際にプレイしてみると、台湾中国語、台湾語だけでなく、日本語、英語など多言語対応になっていて、担当の方が日本語に設定してくれました。操作も最初のほうで練習モードが設けられていて、少しずつ慣れていけるよう配慮がなされていました。
日本人が敵キャラで登場して、それを倒すのは少々抵抗がありますが、純粋にゲームとして捉えれば、台湾史の理解にもつながり、ストレスの解消にもいいと思える作品でした。
ボードゲームのコーナー
ボードゲームも会場の一角にコーナーを設けていました。
こちらも、一部のところは出展を見送り、ずっと空席になっているところもありましたが、来場者が試しにプレイしてみたり、旧正月の連休中に複数で遊べるよう福袋を用意して販売していたりと、インディーハウス同様に目をひきました。
次は7月29~31日に開催を予定しているサマーゲームショー。
過去2年、感染拡大の影響で中止になっただけでなく、昨年に至っては外出も容易にできなかった夏休みになってしまったので、1人でも多くの学生たちが夏休みを楽しめるよう、開催できることを祈ります。
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