台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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会場内のブースに並ぶ人たち(2月10日午後撮影)

会場内のブースに並ぶ人たち(2月10日午後撮影)

 今年も、2月10~14日に台北国際マンガ・アニメフェイスティバルが開催されました。しかし、1月から新型コロナウイルスが猛威を振るい、初日の2月10日は37人の市中感染が確認されました。その前からも二けた台の感染が続く日があり、昨年、一昨年同様の再拡大が懸念される中での開催となりました。

 昨年同様とも言える感染対策を取っていましたが、今回はその様子も含めて紹介していきます。

 1枚目の写真は、人気ブースに並ぶ人たちの長い列です。長いもので3時間程度待ちもありますが、(高校以下の)冬休み最終日の10日、土日の12、13日にこのような光景が見られました。


手洗い場も設置

手洗い場も設置

 昨年に続き、手洗い場も設置され、利用する人も散見されました。

 今の台湾では、手の消毒に使う携帯用のハンドサニタイザーなどをカバンに入れている人も多くなってきている感があるだけでなく、中にあるトイレでも手を洗えるので、不要にも思えるのですが、次回以降の開催ではどうなっているでしょうか。


オリジナルのマスクの販売も目立ちました

オリジナルのマスクの販売も目立ちました

 各ブースを見ていくと、各社がオリジナルのプリントを施したマスクを販売したり、景品にしたりと現状に即したものを提供しているように見えました。

 この適応能力と、切り替えの速さは、今の台湾の感染対策を支えているようにも見えます。


人気ブースのタイムセール(14日撮影)

人気ブースのタイムセール(14日撮影)

 上のような写真を見ると、各ブースとも感染拡大前のような賑わいが戻っているようにも感じますが、各ブースとも切実な事情を抱えていることがうかがえました。

 配られるカタログを手に取ると、これまでよりも薄くなっているのがはっきり分かるくらいだったので、ブースのスタッフの方にお話を伺ったら、感染拡大の影響で海外からの商品の入荷が滞っているらしく、販売する商品の変更を余儀なくされている、ということでした。

 


「完售(売り切れ)」の札も…

「完售(売り切れ)」の札も…

 幸い、各ブースとも用意した企画商品は売り切れになったものが目立ちましたが、商品の入荷が滞っている影響もあり、福袋などの内容を決めるのは大変だった、ということでした。

 今は、販売する側も工夫を求められるようになっているようです。


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