台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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追悼メッセージを灯した台北101

追悼メッセージを灯した台北101

 7月8日10時30分過ぎのことでした。

 自宅でテレビ鑑賞中、NHK(ワールドプレミアム)の番組が突然中断し、「選挙応援の演説中だった安倍晋三元首相が銃のようなもので撃たれた」というニュースの映像が映し出されました。ニュースは、22時までずっと放送されましたが、私はお昼時にちむどんどんすることもなく、夜も5歳児に叱られることなく、その日はボーっと生きてしまいました。

 このニュースは、台湾でも日本同様にリアルタイムで知っている人たちも多くいたようで、私も台湾人の知人から連絡を受け、驚かれるほどでしたが、ニュースを見ている私自身が「え、ウソ、何で?」という感じで一番驚いていました。

 安倍晋三元首相は、その後帰らぬ人となりましたが、その翌日から、台湾は安倍元首相に最大限の敬愛を示す場となりました。その様子は、ご存知の方も多いかもしれませんが、私自身ただただ驚くばかりだったものが多かったので、しばらく紹介していきます。


「敬悼 安倍首相」は「安倍首相へ敬意と哀悼の意を示す(筆者訳)」の意味

「敬悼 安倍首相」は「安倍首相へ敬意と哀悼の意を示す(筆者訳)」の意味

 台湾の観光名所で知られる高層ビルの台北101は、7月9~11日の夜間に故安倍晋三元首相の追悼メッセージが表示されました。

 日本人にとってはうれしい「ありがとう(1枚目)」もあれば、上の写真のように安倍元首相への敬意と哀悼の意を示す「敬悼」を使ったものもありました。

 その他…


「台湾に対する支持と友情」と表示

「台湾に対する支持と友情」と表示

 「感謝 安倍首相」というメッセージの後に、上の写真の「台湾に対する支持と友情」というメッセージが出て、「安倍首相の台湾に対する支持と友情に感謝」とつながるものになっていました。

 


「台湾の永遠の友人」

「台湾の永遠の友人」

 安倍元首相への感謝のメッセージは「台湾の永遠の友人」という言葉も出てきて、生前の台湾に対する功績への感謝の念が強く出るものになっていました。


基隆駅前より

基隆駅前より

 7月12日に基隆へ行った際には、ランドマークの「KEELUNG」の地名表記に安倍元首相への追悼メッセージが出ていました。

 台北101と同じ「敬悼 安倍(首相)」の他、「台湾摯友(台湾のよき親友)」も表示され、「台湾のよき親友、安倍(首相)へ敬意と哀悼の意を示す」というメッセージになっていました。

 基隆のは、本当に偶然見つけたものですが、短期間でこれだけ敬愛に満ちたものを見られるとは本当に思ってもいませんでした。

 このメッセージだけでも十分すごいと思うのですが、追悼メッセージや記帳を受け付けた日本台湾交流協会(台北市内)はもっとすごいことになっていて、驚くばかりでした。

 その様子は、次回にて。


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