台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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「江戸川」製のミニうな丼

「江戸川」製のミニうな丼

 茨城、福島だけでなく、他のところも存在感を見せました。

 まずは、名古屋、三重から大阪、奈良、京都の近畿地方に路線を設けている近鉄グループは、台北市内に店舗がある傘下の鰻料理店「江戸川」がカップサイズのミニうな丼と柿の葉寿司を提供していました。上の写真のミニうな丼は100元(約461円)で、味は日本で味わったうな丼そのもの。スプーンで鰻丼を食べたのははじめてでしたが、日本にいるような感覚で味を楽しみました。


 近鉄グループのコーナーでは、jほかにも近鉄沿線の観光地、2020年3月14日から運行をはじめた近熱特急「ひのとり」のPRも行っていました。

 


日本美食館の特設ステージより

日本美食館の特設ステージより

 日本美食館の特設ステージでは、さまざまな企画が実施されていました。

 ホテルの宿泊券などが当たる福引をはじめ、日本の「食」に関連する企画が催されていました。そこでも茨城県産の食材がメインになり、ホテルのシェフを招いての簡単な調理講座と試食、夏休み期間中ということで子どもたち向けのおにぎり作り体験が行われ、通行人の目を惹きました。


一番奥にあった広島風お好み焼きのコーナー

一番奥にあった広島風お好み焼きのコーナー

 私が開催期間中、一番お世話になったのが広島風お好み焼きコーナーでした。
 グループ企業が今年創業100周年を迎えるオタフクソースと台北市内にある「赤鐵廣島燒」のコラボ企画で、実現したものです。

 最初はソースが鉄板で焦げる香りにつられて、様子を見に行っていましたが…


職人さんたちが見せた手さばき

職人さんたちが見せた手さばき

 職人さんたちが鉄板の上で見せる手さばきに魅せられ、写真を撮っていました。実際、私以外にも多くの人がその手さばきにひかれ、スマホ片手に撮影する姿が多く見られました。

 私はソースの香りと職人さんの手さばきから、「絶対においしいはずだ!」と体内に埋め込められている美食レーダーが強烈に反応し、気がつけば…


広島風お好み焼き

広島風お好み焼き

 初日に夕食として買ったのを皮切りに、最終日まで夕食として買っていました。

 日本の懐かしい味が楽しめるただけでなく、麺が入っていることで腹持ちがよく、使われている食材も栄養バランスが取れているように感じたので、開催期間中ずっと買って食べていました。

 台湾人向けに味付けされていた感があったので、若干うすく感じましたが、それを補えるようソース、マヨネーズ(甘い台湾製ではなく、日本製)などが備えられていたので、それを少し足して食べました。

 上の写真できざみネギがついていますが、元々は温泉たまごとセットで「月見お好み焼き」として販売されていたものです。最終日は「月見お好み焼き」が早い段階で売り切れてしまったので、通常のお好み焼きを買った際、その場でつけてくださいました。


 「うなぎ屋は煙を喰わせる」という言葉を過去に聞いたことがあるのですが、こちらは「ソースの香りを喰わせる」という言葉が合っているように感じ、私自身「喰わされた」格好になりました。

 3年ぶりに日本の味を目一杯堪能できた台湾美食展。
 次は、日本を訪れて堪能してみたいですが、その日も遠くはないように感じますが、どうなりますやら…


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