成果は? 北海道が久しぶりに存在感を見せた旅行展
2023.12.31 up
出展した旅行社のブースより
以前、蔡英文総統の訪問の様子を紹介した旅行展ですが、入境に関する規制が緩和されてから時間が経ち、航空便が回復傾向にあるのを受けてか、4日間の来場者数が前年の19万5366人から34万4475人の大幅増となりました。
過去3年の感染拡大期でも、日本のコーナーは規模を縮小させながら続けていきましたが、今回は久しぶりに規模を戻した格好でした。
中でも北海道は、感染拡大期は観光用のパンフレットを置いていっただけ、という感じで、寂しい感じでしたが、今回は「北海道」として大規模のブースを設け、各地域ごとに魅力をPRしていましたが、その成果が出てくるのは今頃ではないでしょうか。
今回は、台湾人に人気が高いと言われる「北海道」が、会場でどのような存在感を見せていたか紹介します。
強気の割引価格も
1、2枚目の写真は、旅行社のブースで見かけた北海道観光ツアーの価格表示です。感染拡大期前より高くなっている感は否定できませんが、人気が高いのは前年同様、北海道各地を周り、3大カニ食べ放題が設けられているツアーです。
【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20221114213457
期日が迫っているツアーは、会場限定価格から更に値引きして販売しますが、それが2枚目の写真です。よく見ると、通信用のプリペイドSIMカードや買い物用のエコトートバッグも付いていますが、旅行社各社の競争も厳しいようです。
北海道のブースに設けられた簡易ステージ
北海道の大型ブースも久々に帰ってきました。札幌市をはじめ、北海道各地区に分かれ、観光PRを行い、多くの人たちが訪れてにぎわいました。
道東地区のブースより
帯広をはじめとする道東地区もコーナーを設け、パンフレットを配っていましたが、終盤にはストックがなくなってしまい、コピーしたもので代用していました。
上の写真の左側に、JR北海道の北海道レールパスの案内が置かれていますが、JR北海道の担当の方が直接利用法などの説明を行ったり、特設ステージで来場者向けにPRを行うなど、精力的に動いていました。
新しい観光スポット・Fビレッジの案内
2023年の北海道で、話題になったものの一つは、北海道日本ハムファイターズの新本拠地・エスコンフィールドとその周辺のFビレッジのオープンではないでしょうか。この場では11月1日から期間限定でオープンした「スノーパーク」のPRを行っていました。台湾の人たちに北海道の人気が高い要因の1つが、台湾ではまずお目にかかれない「雪」の存在ですが、Fビレッジではスキーレッスンや雪上体験が気軽にできることを前面に出していました。
エスコンフィールド(野球)とFビレッジ(ホテル、雪などの総合娯楽施設)で、季節を問わず台湾の観光客を呼び込もうという姿勢が、担当の方を通して強く感じられました。
現在、皆さんは北海道でどのくらい台湾人観光客を見かけるでしょうか。
もし、多く見かけるようでしたら、この時に頑張った成果が現れている、ということだと思います。
【参考】
https://shorefield.jp/fv-snowpark/
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