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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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新北市の顏蔚慈議員

新北市の顏蔚慈議員

 街を歩くと、入口や門に文字が書かれた赤い紙が貼られているのを見かけたことがあると思います。その紙は「春聯」と呼ばれ、吉祥を表す言葉が記されていて、旧正月前には欠かせないものとなっています。

 春聯は、色々なところで無料で配られていますが、政治家も例外ではありません。昨年の選挙で当選した議員たちも、オリジナルの春聯を配布したり、寺院で書家を招いて直筆のものを提供したり…と地域の人たちと共に新春の喜びを分かち合おうと動いています。

 今回は、3人の議員と事務所の方の活動を紹介します。


新北市板橋區にある接雲寺

新北市板橋區にある接雲寺

 1枚目の写真は、新北市第四選挙区(三重、蘆洲)で当選した新人の顏蔚慈議員。手にしているのは、蔡英文総統と頼清徳副総統の連名の春聯ですが、これを数日かけて選挙区内の市場で事務所の若いスタッフたちと一緒に配っていました。

 そうすると、支持をしている人からの好意的な声援だけでなく、昨今の民進党の風当たりの強さを目の当たりにすることになるのですが、どんな声も真摯に受け止め、丁寧に対応していました。


黒の墨汁だけでなく、金墨汁もありました

黒の墨汁だけでなく、金墨汁もありました

 2枚目の接雲寺での活動は、1月13日の午前9時30分から行われました。

 私が到着した9時30分には、すでに多くの人が書家の先生の前に列を作り、書いてもらう文字を選んでいる状態でした。

 文字も、黒の墨汁だけでなく、金墨汁で書かれたものもありました。
 


書き立てのは、こうやって乾かします

書き立てのは、こうやって乾かします

 当然、書家の先生が書いたばかりの春聯は、墨を乾かさなければなりません。

 屋外に設けた机に、春聯を置き、重石をのせ、風で飛ばされないようにしていました。

 


この後ろ姿は…

この後ろ姿は…

 活動が円滑に進んでいく中で、突如現れた和服姿の女性。

 和服姿で台湾のお寺で参拝する姿は、以前古文の授業で習った「いとをかし」という表現を思い出させます。

 この後ろ姿の方は…

 つづく


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