<ドイツ>1年を通して季節の花々が楽しめる、“花の島”マイナウ島
2023.04.06 up
マイナウ島の入り口で花のアヒルがお出迎え
スイスやオーストリア国境近くにある、ドイツ南西部のバーデン・ヴュルテンブルク州には、マイナウ島(Insel Mainau)という小島があります。
コンスタンツ(Konstanz)という町の、ドイツ・スイス・オーストリアの国々にまたがっているボーデン湖(コンスタンツ湖)にマイナウ島はあるのですが、広さが45ヘクタールもあるのだとか。島には150年以上の歴史を持つ樹木園があったり、チューリップやシャクナゲ、薔薇、ダリアなど、季節ごとに様々な種類の花たちが園内で咲き誇っています。
マイナウ島のあるコンスタンツの町
マイナウ島はもともと、スウェーデンにルーツを持ち、当時この島の持ち主であったベルナドッテ伯爵が、荒地だった状態から花と緑でいっぱいの島に変え、一般に公開を始めたのが始まりなのだそう。
年間100万人以上もの観光客が訪れるそうで、マイナウ島を“花のディズニーランド”なんて呼ぶ人もいるほどです。
マイナウ島まで橋を渡っていけるので、歩いても自転車でも、そしてフェリーでも行くことができます。
島内にある「イタリア式水の階段」
入り口を通ってすぐ、巨大な花のオブジェに迎えられて歩いていくと、ポニーやヤギ、カモ、ハクチョウ、ウサギといった動物たちがいるエリアにたどり着きます。
こういった動物たちに癒されつつ、ぶらぶらと花咲く島内を散策しているだけでも楽しいですが、レストランやカフェ、子ども向けの遊び場も充実しているので、ファミリーで島を訪れる人も多そうです。
秋季はやや閑散とした感じにはなりますが、10月頃にはダリアが満開になったり、木々の紅葉がまた春・夏とは違った雰囲気を醸し出すので、この時期はこの時期の良さがあるように思います。
秋はカラフルなダリアで華やかに
この島には花や植物、動物たちだけではなく、1746年に完成したマイナウ宮殿や(Barockschloss)聖マリエン教会(Palace Church St.Marien)もあります。また島内では様々な催しも行われており、島の所有者ベルナドッテ家のルーツであるスウェーデン関連のイベントが多く開催され、人気があります。
島内で人気の建物の一つである「シュメッタリングスハウス(Schmetterlingshaus)」にも行ってみました。意味は『蝶の館』で、その名の通りチョウたちの暮らす温室になっている建物です。
温室内は熱帯雨林を模していて、カメラのレンズがあっという間に曇るほど湿気がありました。チョウたちだけではなく、オウムや文鳥といった鳥も一緒に暮らしており、内部もちょっとした迷路のようになっていて、なかなか楽しいです。
シュメッタリングスハウス(Schmetterlingshaus /蝶の館)外観
夏季と秋季で楽しめる花々も違ってきますが、やはり春・夏の期間はより華やかな季節なので、この時期に来られるのがおススメです。
●マイナウ島(Insel Mainau)
・住所:78465 Insel Mainau, Deutschland
・メール:info(at)mainau.de
・開園時間:年中無休/時間は季節により変わります。ウェブサイトでご確認ください。
・入館料:季節により料金が変わります。ウェブサイトでご確認ください。
(オンラインで購入すると、窓口購入よりややお得になります)
・ウェブサイト:https://www.mainau.de/en/hours-admission.html(英語)
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