スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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首都ベルンの連邦議事堂(ブンデスハウス)

首都ベルンの連邦議事堂(ブンデスハウス)

 スイスの誕生日、つまり「建国記念日」といえば1291年8月1日。この日、シュヴィーツ、ウーリ、ウンターヴァルテンの3州が、ハプスブルク家の外敵支配に対抗するため同盟関係を結んだのが始まりとなっています。

 その一方で、もう一つ記念的な年があり、それが1848年です。それまでスイスは、それぞれ主権を持った州・地域が集まった「国家連合」でしたが、この年からは1つの主権下で州や地域が結合・形成された「連邦国家」となったのでした。

 そんなスイス連邦が「連邦国家」になって今年で175年ということで、首都ベルンの連邦議事堂(ブンデスハウス)で「1848年」をテーマにしたツアーを行っていたため、参加してみました。


熊はベルン市や州のシンボル

熊はベルン市や州のシンボル

 ブンデスハウスに入る時は、空港のようなセキュリティーチェックがあります。液体の持ち込みも不可のため、飲み物を持っている場合捨てていく必要があります。

 無事セキュリティーチェックを通り過ぎ、受付で他のツアー客を待った後、いざツアーへ!

 ブンデスハウス内を巡りながら、ガイドさんが歴史や雑学的なことなどを話してくれましたが、内装の荘厳さや豪華さに見とれてしまい、早口で進んでいくガイドさんの話に集中するのが大変(苦笑)。

 まず印象に残ったのは大きな熊。ブンデスハウスのあるベルン州のシンボルは熊で、紋章(州旗)にも熊が描かれています。なんでも最初にベルンの地を築いたツェーリンゲン公ベルヒトルト5世が、この地で初めて退治した動物が熊で、そのため熊(ベーア)がベルンの名前と紋章の由来になったと伝えられています。

 その熊たちの後部にあるドームのあるホールも、どこから見たら良いか迷うほどの情報量で圧倒されました。


全州議会議場内

全州議会議場内

 そして今度は全州議会議場です。部屋に入ると、まず眩しいシャンデリアが目に入りました。もっと有名なのは正面にあるフレスコ画でしょうか。スイスの画家2名による作品で、18世紀における民衆議会の様子を描いたもの。

 ここで、ベルンが首都になった理由や、1848年にスイスが連邦国家となる直前に起きた内戦「分離同盟戦争」も首都選びに影響した、なんて話をガイドさんがしてくれました。


国民議会議場内

国民議会議場内

 次は国民議会議場へ。

 スイスのTVニュースや中継、新聞などでよく登場する会議場です。この会議場正面の壁画もスイス出身の画家のもので、スイスの国の始まりとなった同盟を結んだ「リュトリの草原」とルツェルン湖が壮大に描かれています。


<サル・デ・パ・ペルデュ>と呼ばれるロビーエリア

<サル・デ・パ・ペルデュ>と呼ばれるロビーエリア

 さて、ツアーもいよいよラスト。国民議会議場を出ると、ロビーに出ました。<サル・デ・パ・ペルデュ>とも呼ばれ、華やかな待合室及びレセプションエリア、といった感じです。

 一番注目すべきは豪華な天井の絵。スイスの様々なこと――例えばスイスが大事にしている信条だとか産業、が描写されています。

 こうして1時間のツアーが終わりましたが、改めてスイスの歴史を知ることができ、興味深い体験でした。この他通常のブンデスハウスツアーは年間を通して4か国語(独語・仏語・イタリア語・英語)で行われていますし、バーチャルツアーが楽しめるウェブサイトもありますので、興味のある方は是非!

○ブンデスハウスバーチャルツアー
https://www.parlamentsgebaeude-tour.ch/Sprachwahl/index.html
○ブンデスハウス無料ツアー(会議や特別行事の時は中止されることがあります)
https://www.parlament.ch/en/services/visiting-the-parliament-building 


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