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小学生時代に触れた「お箸の文化」再現
2024.12.02 up
世界のお箸文化紹介
台湾美食展は、一昨年の再開後、主に台湾各地の食の名物が1カ所で味わえる場として機能している感があります。その一方で政府機関も、食文化を支える食器をはじめ、その方面へ見識を広めてもらおうと、毎年展示を変えながら対応しています。
今回は、私の小学生時代に経験したものがあったので、その時を振り返りながら紹介します。
日本館のあるコーナーより
私が小学生時代に経験したのは、正しいお箸の使い方を身につけるため、大豆を皿に移し替えるゲームです。30秒で大豆をいくつ移し替えられるかを競うものですが、この場でまた同じことが経験できるとは思ってもいませんでした。
ブースの方曰く、私は比較的多く移し替えられた方でしたが、2、3回やっても20個前後だったので、「そうなのかな……」という感じでした。実際、小学生時代には、私以上だった人もいたし、群を抜いて多い人もいたので、実感がありませんでしたが、他の方の様子を見ていて、以外に難しいこと知りました。
交通部観光署のコーナーより
交通部観光署に設けられたもので、世界のお箸の文化を紹介するコーナーがあり、そこでは、せいろにあるピンポン玉を世界のお箸で移し替えるゲームを行っていました。
対戦形式になっていて、早く移し替えられた方が勝ちで、記念品がもらえる、というものでした。上の写真にあるどのお箸を使うかは自由です。私は慣れた日本のものと、韓国の金属製のものを使って移し替えましたが、どちらも割と楽につまめました。反対に中華圏の長いものでは、思うようにいかず、苦戦しました。
お箸の歴史
お箸の文化紹介だけでなく、歴史もしっかり紹介されており、「食」をあらゆる角度から捉える姿勢を貫いているのがうかがえます。
特設ステージにて
特設ステージでは、緑豆を使ったお箸の移し替えゲームが実施されていました。緑豆は、日本館で見た大豆よりも粒が小さく、どんなお箸でもつまむのは容易ではありませんが、親子連れで楽しんでいる姿がありました。参加賞や勝利者賞などの記念品が用意されていて、夏休みの思い出づくりの一助になったようにも思います。
自分がやってみたら……失敗続きだったかもしれません。
異国の地で、それもこの場で何十年も前のことを思い出すとは本当に思ってもいませんでした。同時にお箸の文化もこうやって守られていくんだなぁ……と実感しました。
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