台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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入場を待つ人たち

入場を待つ人たち

 今年も2月1~5日に台北國際アニメマンガフェイスティバルが開催されました。会場は昨年の南港展覧館から世界貿易中心1号館に変わり、2月8~14日の旧正月の連休前の開催地なりましたが、2019年ごろの開催時の活気が戻ってきたようで、上の写真のような入場待ちの長い列に遭遇しました。

 


人気ブースの長い列

人気ブースの長い列

 新型コロナウイルスの感染拡大期と変わらないのは、人気ブースで買い物をする人たちの長い列。2~3時間待ちは当たり前、という感じで、限定商品がほぼ売り切れる4日目から最終日に、私はようやく入れました。


中の通路も密集

中の通路も密集

 来場者も、のべ48万人を記録。私が初日に訪れた際は、あまりの密集ぶりに耐えられなくて1時間で外に出てしまったのですが、2日目以降も変わらず、旧正月の連休前でお年玉をもらっていないにもかかわらず、購買意欲が高い若い世代に驚きました。


限定の福袋も、初日から『售完(売り切れ)」のシールが

限定の福袋も、初日から『售完(売り切れ)」のシールが

 購買意欲の高さは、各ブースの限定商品にダイレクトに反映されてくるのですが、初日から売り切れのシールが貼られているのを目の当たりにすると、「すごいなぁ……」と同時に、「どうしてこんなに早く売れるのだろう……」と思って撮影していました。


特設ステージの一つ

特設ステージの一つ

 にぎわいが戻ったもう一つの要因が、1年前の同イベントから日本から漫画家、アニメクリエイター、声優らが会場を訪れ、サイン会、ファンミーティング、トークショーといったイベントを開催するようになったことです。繰り返しますが、新型コロナウイルスの感染拡大期に開催したときは、台湾人の作家、声優たちでイベントを開催していましたが、今回のように人が密集することはほとんどありませんでした。

 2カ所ある特設ステージも、日本からゲストを招待できることで、開催されるイベントも日本人に比重が置かれるようになりましたが、1年前、半年前の漫画博覧会よりもそれが顕著になったような気がしました。

 その一方で、台湾の出版社も、日本のマンガの版権を取得して販売する一方で、「台湾人の作家を育成しよう」ということで、サイン会を企画、開催しているところもあります。

 その様子は、次回以降にて


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