はじめての台北ドーム(1)
2024.05.26 up
昨年から開業の台北ドーム
昨年12月から台北ドームが開業しました。
本来なら2017年に台北で開催されたユニバーシアードに合わせて開業する予定でしたが、建設工事中に避難経路の確保の問題などが出てきたことで、工事が長期間中断したことが開業の大幅な遅れにつながりました。
昨年11月の台北市の使用認可が下り、昨年12月上旬のBFAアジア選手権(野球)ではじめて運用されましたが、その後今年3月2、3日に巨人の球団創立90周年事業による台湾での親善試合が開催されることが発表されました。チケットは12月から販売されましたが、その後1、2月にも追加販売されました。
私は、2月に追加販売された時に購入しましたが、人気が高かったのが3月2日の巨人V S 中信ブラザーズで、昨年12月と1月の販売時に買うことができませんでした。2月に上階席の追加販売が発表されてから、販売開始時間に合わせて予約購入できました。
巨人の親善試合の後、プロバスケットボールのT1リーグ所属チームの主催試合が4月13、14日に開催されることが発表され、こちらも観戦してきました。
今回から、しばらく台北ドームの感想を含め、その様子を紹介します。
メインの入口の様子
3月2日はあいにくの雨でしたが、屋根があるドーム球場では使い古された「ドーム日和」という表現が当てはまるくらいでした。私は15時前後に到着したため、気づかなかったのですが、この日は開場時刻の14時より前に到着して、雨に濡れながら上の写真の屋根がないところで待っていた人が多くいたようです。
親善試合の記念グッズ一覧
開場前に雨に濡れながら待っていた人の多くは、この記念グッズやカプセルトイなどの購入が目当てだったようで、私が到着した時には「試合開始時間の午後5時5分間に合わない」と思えるくらい並んでいて、ため息しか出ませんでした。
この件は、一部の来場者から、「長い時間雨に濡れながら開場を待っていたのに、なんでまた記念グッズの購入でまた長い時間並ばないといけないのか」という不満の声が上がっていました。後でニュースチャンネルの映像で確認したものですが、開場時に整理して誘導されておらず、最前列で並んでいる人たちがダッシュする姿が見られました。
入場するとすぐに見られる光景
記念グッズなどの販売コーナーを離れ、すぐ近くにある入口から入場すると、すぐに上の写真のようなグラウンドにお目にかかれます。客席につかなくても、コンコースからの眺めは、野球場に来た興奮感を目一杯堪能できます。
1階席コンコースに設けられた売店より
入場してから、しばらく場内を巡回して、台北ドームの風景を楽しもうかと思っていたのですが、一塁側、三塁側どちらも人が密集しており、1m進むのも難儀するくらいでした。様子を見ていて気づいたのですが、飲食物を販売する売店がメインの入口の近くの販売コーナーに集中しているのに加え、出展している協賛企業のPR活動で人が集まりやすい状況がしっかりでき上がっていて、外野席方面への移動に一苦労。一周して戻ってくる時にも人が密集する状態でそこを通過するのも一苦労でした。
とにかく動けないので、上の階にある座席に移動しようとしたのですが、上の階に行ける唯一のエスカレーターを見つけても、止まっていました。止まっていても、上り下りできないよう規制線が引かれているわけでないので、そこから上に上がろうとする観客が続出し、詰まる感じでした。他に方法がが見つからないので、場内スタッフに確認したら、手の甲にスタンプを押してもらい、一度外に出てから別の入口から再入場するよう言われました。
外に出て、別の入場口を探したのですが、一旦2枚目の写真位置から地上に上がらないといけないと分かり、想像以上に移動が面倒だったのを今も思い出します。(つづく)
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