スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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シャトル乗り場にある建物。お手洗いや小さな免税店、カフェ、ファストフード店などがあります(フランス側)

シャトル乗り場にある建物。お手洗いや小さな免税店、カフェ、ファストフード店などがあります(フランス側)

 フランスのシャンパーニュ地方の後、さらにフランスを北上。

 数時間後に到着したのはフランスのカレー(Calais)。ここからドーバー海峡(英仏海峡)のユーロトンネルを通って、車ごと英国へ渡ります。

 今回で3度目のユーロトンネル体験ですが、英国がEU離脱してからは初めての渡英なので、ちょっと不安でした。今まではスムーズにユーロトンネルでフランスと英国間を行き来できていましたが、英国がEU離脱したのち、フランスと英国双方でそれぞれ出入国審査に時間がかかり、自分たちが予約したシャトルに乗れなくなるのでは、と思っていたからです。

 そしてその不安は的中。


こちらは英国側にある、シャトル乗り場内にある待機所。

こちらは英国側にある、シャトル乗り場内にある待機所。

 フランス側は英国の人たちを、そして英国側はEU圏パスポート保持者も一人ずつ審査しなければならないので、車やバイク、キャンピングカーの長い列が長時間できていました。

 早めに自分のシャトルの出発時間の1時間以上前に列に並んでも、ブレクジット(英国のEU脱退)前に比べて審査の列で待つ時間が非常に長くなったので、往復ともに予約していた時間のシャトルには乗れず、後の時間のシャトルに乗らねばなりませんでした。


車ごとプラットホームを降りて行きます

車ごとプラットホームを降りて行きます

 英国がEUを脱退したのは2020年の2月とかなり前ですが、同時に新型コロナの到来で、ユーロトンネルの利用者が激減し、このように旅行者が殺到して渋滞となる状況は、きっとここ1年ぐらいのことなのでしょう。そのためまだ対応が現在にいたるまで遅れているのかな、と思いました。

 こうしてイライラと列で待つこと1時間。英国入国審査では「何日英国に滞在しますか?」という質問だけで済み、その後ようやく我々の車がシャトルに乗り込む番となりました。


車やバイクを2段に積み込めるシャトル

車やバイクを2段に積み込めるシャトル

 巨大なプラットホームを車で降りて行き、待機中のシャトルに一台ずつ乗り込んでいきます。シャトルは2段になっています。スタッフの誘導で内部に入ると、やがて英語とフランス語で注意事項の自動アナウンスが流れ始めました。

 やがてシャトルは出発。小さな窓から景色が見えていましたが、そのうちトンネルに入ったのか真っ暗で何も見えなくなりました。


シャトル内部はこんな感じ

シャトル内部はこんな感じ

 35分後、無事英国南部のフォークストーン(Folkestone)という町に到着。

 予定より1時間遅れて到着することとなりましたが、フランスと英国の時差が1時間ですので、時計を1時間戻しました。


 ここからこの日宿泊する、カンタベリーの町まで急ぎます。


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