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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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二層の高架になっている環状線の線路。右下のはシャトルバス

二層の高架になっている環状線の線路。右下のはシャトルバス

 環状線の中和駅まで板橋駅からシャトルバスで移動し、そこから線路に沿って1時間ほど歩いてみました。

 歩いてみて気づいたのは、中和駅から片側一車線の比較的狭い道路の上に二層の線路が敷かれていることです。中和駅も移動する方向によって上下の階に移動しなければならないのですが、道路の幅に合わせて二層の高架式に作られていることがわかりました。道路が思ったより狭く感じられただけでなく、作るための工事も相当時間がかかる難しいものだったように感じられました。


シャッターが下りる橋和駅

シャッターが下りる橋和駅

 移動中、運行停止になっている3駅を通過しましたが、入り口はシャッターがおり、中の電灯も必要最小限ついている感じで寂しい限りでした。

 2020年1月31日の開業からわずかの間にこうなるのは、当然想定外でしょうし、周辺住民が強いられる不便を考えると悲しくなりました。


中原駅から歩いてしばらくのところ

中原駅から歩いてしばらくのところ

 中原駅から板新駅にかけて歩いていると、道幅が広くなり、高速道路の高架も見かけるようになりますが、そのそばを環状線の線路が通っていることがわかりました。

 線路も、上下二層ではなく、上りと下りで別れるものの、高さがそろっていないので、こちらの工事も相当時間がかかる難しいものだったように感じました。


現場と見られるところ

現場と見られるところ

 しばらく歩いたら、現場と見られる線路がずれたところがありました。
 隙間と見られるところには、カバーがかけられ、何かが落ちてこないよう配慮されたあとがありました。

 実際に歩いて見てみると、修復作業が想像以上に難しいものであるように感じられ、可能な限り利用者に配慮して運行を続けている新北捷運と新北市政府の担当の努力には頭が下がる思いでした。


想像以上に修復が難しいずれ

想像以上に修復が難しいずれ

 修復作業は、5月から始まり、工事を行う道路は、週末を主に道路の交通を止めながら行われています。1年近くかかると考えると気が遠くなりそうですが、安全第一で作業が進んでいくことを祈ります。

【参考】
https://www.dorts.ntpc.gov.tw/news/indexInfo/1AldprRBmLK7?page=1


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