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開催前の記者会見の様子
６年前と９年前、大学バレーＵＶＬについて紹介しました。
日程や開催場所の関係で行きたくても行けない状態で、特に２０２０年時は、開催地は台北體育館だったものの、新型コロナウイルスの感染対策で、館内の人数に上限を設けたため、報道関係の取材での入場も禁止されるほどでした。
今年は会場が台北市立大學天母校區體育館と移動が便利で夜遅くなっても帰りの足に困らないところでの開催だったこともあり、久しぶりに観戦することにしました。
【参考】
＊９年前
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2015524234421
＊６年前
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201857134630
試合中の様子
会見は決勝トーナメント開催前日に行われ、男女６チームの選手とコーチらが出席しました。バスケットボールと大きく違うのは、場慣れしている選手が少なく、ポーズや決め台詞を叫ぼうとして思うようにいかず、自ら笑いが堪えられなくなる選手が続出しました。
決勝トーナメントは３日間に開催され、準決勝と決勝の様子を見てきました。男子は二連覇中の中原大學（桃園市）と前年２位の台湾師範大學が予選１、２位だったのですが、１位の台湾師範大學は全勝で決勝進出、中原大學も１敗で２位の優勝候補でしたが、どちらも準決勝で揃って敗れる波乱があり、女子は、５年連続で決勝に上がっている台北市立大學と台湾師範大學が危なげなく勝ち上がりました。
女子のM V P、李貝兒選手
５日の女子決勝は、台湾師範大學がセットカウント３ー１で勝ち、４年ぶりに優勝しました。その時に目を引いたのが、上の写真のウイングスパイカーの李貝兒でした。中学３年生から見ている選手ですが、スパイクに力強さがあり、他の選手よりも抜け出ているのが特徴です。
高校進学後は、常勝チームの壁に阻まれ、チームが結果を残せず不本意な競技生活を送っている印象があったのですが、大学に進学し、主力選手として躍動感あるプレーを見せ、ＭＶＰを受賞しただけでなく、プレーでチームに活力を与えたのは見事でした。
後の報道で、アメリカの大学に留学し、アメリカＮＣＡＡ（全米体育協会）のバレーボール競技でプレーするそうで、７月下旬に渡米するとのことです。彼女が結果を残してチャイニーズタイペイ代表（注：両親は南米のガイアナ出身で、２３年前から台湾に移住。そのため、李貝兒選手は台湾籍）入りし、日本代表と対戦する機会は訪れるでしょうか。
【参考】
https://volsports.co/blog/2024/06/19/taiwan-118/
https://tw.sports.yahoo.com/news/永信杯-蓋亞那兄妹?-正港-台灣人-111227077.html
https://tw.sports.yahoo.com/news/影-9-2萬人塞爆球場畫面超震撼-ncaa女排校隊衝破世界紀?-072852747.html
男子決勝の様子
男子決勝は、前年３位の彰化師範大學と４位の國立台北教育大學の対戦でした。彰化師範大學には、２０１９年から日本のＶリーグ・ヴォレアス北海道に在籍していたオポジットの張育陞選手がプレーしています。
試合は、３ー１で彰化師範大學が勝利し、初優勝を決めました。
表彰式の様子
表彰式では記念Ｔシャツを着て喜びを見せました。
ちなみに、最前列で写っている旗を持った女性の方は、大学の體育室主任の邱金治教授で、１９８４～９０年にカネボウの女子バレーボール部に在籍していた方です。記者会見時にエレベーターで見かけた際、日本語で語りかけられたので驚いたのですが、このような経歴がある方だとは全く思わず、びっくりしました。ちなみに、邱教授は、はじめて海外でプレーした台湾人選手です。
彰化師範大學での活動は２００７年からですが、１７年かけて掴んだ末の優勝でした。
日本とのつながりがある方を中心に見ていきたいと考えています。
今後もよろしくお願いします。
【参考】
https://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/4627731
https://tw.sports.yahoo.com/news/排球-旅日戰神-張育陞首參戰uvl-連勝率隊奪彰師大校史首冠-131104527.html
https://tw.sports.yahoo.com/news/排球-首位旅外排球員邱金治-堅持-吃水果要拜樹頭-103633216.html
https://voreas.co.jp/teams
https://opeweb.ncue.edu.tw/p/412-1015-763.php
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