インドの大気汚染
2025.01.27 up
ムンバイの空気。遠くの景色が白く霞んでいるのが分かりますでしょうか
インドの大気汚染は深刻です。特に首都ニューデリーの汚染は大問題で、日本でも度々ニュースになっているかと思います。
1年のうち、冬の時期、都市部を中心に大気汚染が深刻化します。 その要因としては、農地での野焼き、ヒンドゥー教のお祭りで多くの人が爆竹や花火を燃やすこと、車の排ガスなどの影響が指摘されています。
私の住むムンバイも、デリーほどではありませんが、毎年冬の時期(12月ー1月頃)は景色が変わります。家から見えていた遠くの建物が、スモッグで白く霞(かす)んでいたり、日によっては全く見えなくなったりします。
日本人家庭には、空気清浄機が必ずあると言っていいかもしれません。外を歩く時は、なんとなく喉に違和感を感じ、マスクを着ける日もあるのですが、インド人は平気な様子。大気汚染が理由でマスクを着けているインド人は、ほぼ見かけません。
公園で遊ぶ子供。この日はたこ揚げをする日だったので、子供が凧揚げをしている姿を度々見かけました(日本で言う新年のような日でした)
そのような環境の中でも、子供たちは元気に外で遊んでいます。
建物や住居が密集して建つインドの都市部では、公園は貴重です。手入れされている大きな公園では、子供だけでなく、大人も運動をしたり、ヨガをしたり、本を読んだり、家族とくつろいだりと、生活の中で欠かせない場所です。
アパートの公園。いくつかの高層アパートの共有の公園です。大人から子供まで大人から子供まで遊んだり、寝転がったり、お昼ご飯を食べたり、くつろいだりします
大気汚染が深刻化する冬の間ですが、気候が涼しい時期なので、ムンバイではマラソン大会がたびたび開催されます。多くのランナーたちが参加し賑わいます。日本人からすると、こんな空気の中で走るの、、、!?と思ってしまうほどの空気の悪さですが、環境を理由にせずに街中を走るインド人の姿からは、たくましさを感じます。
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