![場内の様子](../image/202521161625_1.jpg)
場内の様子
今年に入り、台湾で「アダルト関連のイベントを政府が管理もしくは関係している施設では開催不能」という発言が、イベントを主催してきた方から出てきました。「国家関連の施設で、このようなイベントを行うと、イメージを損ねるだけでなく、印象も悪くなる」ということだそうですが、過去紹介してきたTRE(台湾レッドエキスポ、台北國際成人展)を主催している団体から、「長年に渡り、関連団体から指導や審査を受け、現在も開催に向け準備中です。期待しているみなさんには動向を順次ご報告いたします」という回答が広報を通して出されました。
また、今年から放送が始まったNHKの大河ドラマ「べらぼう」の初回放送で、現役セクシー女優3人が裸で打ち捨てられる死体役で出演したことが話題となり、注目を集めました。
前記2つの件で、昨年開催されたTREのことを思い出しましたので、以下、触れていきます。
【参考】
https://news.tvbs.com.tw/entertainment/2759469
https://ent.ltn.com.tw/news/breakingnews/4932576
![昨年の会場](../image/202521161625_2.jpg)
昨年の会場
会場は、新北市の五股工商展覧中心から、台北市の南港展覧館の2号館1階に変わりました。変わったのは会場だけでなく、外見も入場方法もでした。
以前は、会場の外にも開催内容がはっきり分かるバナーなどが出ていたのですが、この時は全く出ておらず、何を開催しているのか外からは伺い知れない感じでした。
チケットは、入口近くにある売り場で販売されていましたが、前年の980元(約4617円)から1280元(約6030円)に値上げされ、「とうとう1000元(約4711円)超えどころじゃない……」と絶句してしまいました。
チケット購入後は、一旦外に出て、上の写真のテントのところへ行き、荷物検査と18歳未満ではない確認作業を行い、テントに隣接するドアから入口へ向かい、入場するという方法を取っていました。
中に入ってからは、1枚目の写真のような感じで、以前の会場よりも広々とした空間が広がっていて、移動のストレスが解消された感がありました。
男性用お手洗いも、「今だけ女性」にならないといけないと感じていたくらいだった行列がなくなり、利用しやすくなりました。
【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=202310211923
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=202310215459
![場内で使えるオリジナル電子券にチャージできる機械](../image/202521161625_3.jpg)
場内で使えるオリジナル電子券にチャージできる機械
場内を回っていて、ところどころに設置されていたのが、場内で使用可能なポイントがチャージできる独自の機械です。有人のカウンターでもチャージできたようですが、不慣れなものには極力手を出したくない性分なので、静観していました。
これが……
![個人参加の各コーナーに設けられた価格表](../image/202521161625_4.jpg)
個人参加の各コーナーに設けられた価格表
何かを購入したり、イベントに参加する際に、この電子券で決済をするところがほとんどで、現金やクレジットカードによる決済ができないところが過去のイベントよりも目立つ気がしました。
オリジナル電子券も、スマホの機能をしっかり理解し使いこなせないとチャージすら難しい感じで、「この辺りの適応も必要なのか」とため息しか出ませんでした。
![電子券の販売画面のスクリーンショット](../image/202521161625_5.png)
電子券の販売画面のスクリーンショット
更に複雑に感じたのが、上の写真の画面。
「USD$」とアメリカドル表記になっており、台湾元でいくらくらいの出費になるか判断が難しくなりました。現在は、手軽に使える外貨計算アプリがあるので楽になりましたが、それでもパッと見て日本円で計算してしまう今までの習慣的感覚は簡単に変えられないので、その場の勢いやノリで手出しできなくなってしまった感はありました。
この視点だけで見ると、「気軽にお金を使えるイベントではないのかな…」とも思いました。(つづく)
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