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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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1月1日早朝の総統府

1月1日早朝の総統府

 12月31日の花火の後、自宅へ戻り、紅白歌合戦(注:NHKのワールドプレミアムは、ケーブルテレビに加入しているので鑑賞可能です)を途中から最後まで見てから仮眠をとり、午前3時30~40分にMRT淡水駅へ移動し、総統府前へ向かいました。

 総統府前には開場前の同4時20分前後に到着しましたが、すでに到着して並んでいる人がいました。ただ、過去と比べると大幅に減ってしまっている感があり、少々寂しく感じました。


特設ステージでの演技披露

特設ステージでの演技披露

 蔡英文総統就任後、国旗掲揚式典は儀式的な部分が短縮され、午前5時台は音楽会など民間の団体のダンスや歌の演技披露の場となりましたが、今年も同じでした。

 そのため、開放感がある会場設定になるのですが、総統、副総統クラスが来場する場なので警備がより厳重になり、雨の日でも傘すら持ち込めないような場所になったので、それも影響して、来場者が減っているように感じました。


国軍の儀仗隊によるファンシードリル

国軍の儀仗隊によるファンシードリル

 国旗掲揚直前は、国軍の儀仗隊によるファンシードリルが行われますが、総統府の敷地で行うため、設置されているモニターでしか確認できないのが残念なところです。


いよいよ国旗掲揚

いよいよ国旗掲揚

 式典最大のハイライトは、やっぱり国旗掲揚。日の出に合わせて旗が上がると同時に空が明るくなる神々しい光景に出会えるのが魅力です。それにしても、どうやって日の出に合わせて旗を上げるのか、また、どうやったら合わせられるのか、いつも気になります。


旗が最後まで上がりました

旗が最後まで上がりました

 私がこの総統府恒例の行事に行くと、周りの人から「すごいなぁ~、気合いはいってるなぁ~」といつも言われます。その度に、「旗が上がると同時に空が明るくなるのがかっこよくてええのよ」と言っていますが、そう思っているのは私くらいのようです。

 【余談】
 会場の入口での厳重な警備の影響で、少しでも早く終えようと、腕時計を上着のポケットに入れ、その後カバンに入れ替えたら、いつの間にかなくなっていました。この場で落としたと思い、1週間後に会場近くの警察署に行き、状況を説明したら、その腕時計が保管されていたことが分かりました。

 ところが、担当の警察官から「写真か何かで、自分の所有であることを証明できないか」と言われ、事はすぐに進みませんでした。時計のバンドに、某所からのいただきものの印があったので、それを説明して、ようやく引き渡し手続きになり、時計を受け取ることができました。

 警備が厳重なのは、決して面倒なことばかりではない、と感じたできごとでした。


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