台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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以前紹介した「歌仔戲」の様子

以前紹介した「歌仔戲」の様子

 以前、台湾の文化に関するイベントを紹介した際、台湾の伝統芸能「歌仔戲」の鑑賞会について紹介しました。その際、舞台の左右にある字幕を見て、言葉の意味を理解していましたが、このことがきっかけで「台湾語(『台語』ともいいます)」に興味を持ち、自分で学ぶようになりました。

【参考】
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2024112165715


台湾と日本で買った本

台湾と日本で買った本

 台湾語は、「台湾華語」と呼ばれる台湾で使われる中国語とは違う言語で、台湾南部ではよく耳にする言語です。かといって北部で使われないかというとそうでもなく、使えるか知っていると色々メリットもあるようです。前出の「歌仔戲」で覚えた言葉を試しに使ってみたのですが、日本でいう変な言葉だったらしく、「あんた、なんでその言葉知っているの?」という感じで大笑いしながら返されたことが何度もありました。

 それでも、親切な人が言葉の意味や由来を丁寧に教えてくれることがあるので、「今自分が覚えている台湾語は……」という感じで、使いながら覚えています。


2023年12月の選挙活動より

2023年12月の選挙活動より

 台湾語を知らないと本当に困るのは、民進党の選挙活動の集会を見に行ったときです。

 過去にも触れていますが、話の70%くらいは台湾語で行われるため、ある程度理解していないと何を言っているのか全然分からない状態に陥ってしまいます。

 実際、頼清徳総統も、2020年の総統選挙(当時は副総統候補)前は台湾語の比率が圧倒的に高く、2020年の総統選挙で支持者に台湾語でスピーチを行った際、近くにいた若い人たちが「何言っているか分かんないね」と言っているところを見かけたこともありました。

 これまでの経験から、台湾語に適応し、生活を少しでも豊かにしていく意味でも、台湾語の必要性を感じ、2枚目の写真にある本を日本と台湾のリサイクルショップで見つけ、買ってきました。 


子供向けのイベントより

子供向けのイベントより

 昨年8月の夏休み最後の日曜日に、新北市新店區で民進党新北市支部が主催する子供向けのイベントに顔を出しましたが、子供が単純に楽しめるよう配慮した感じでした。

 その中で注目したのは、子供用の台湾語のクイズゲーム機です。


台湾語のクイズゲーム機

台湾語のクイズゲーム機

 私も試しにやってみましたが、簡単なものに比重が置かれていただけでなく、文字で判断できるものが多かったので、正解率は高かったです。どのような形でも、気軽に先祖から受け継がれる言語文化に触れる機会があるのは、すごく恵まれているように感じました。

 私の場合、インターネットで拾ってきた変な意味の言葉ばかり覚えていたため、いつも大笑いされながら「あんた、その意味知ってんの?」と返されるので、クイズゲーム機や本で見るような日常生活に役立つ表現を身につけ、これまでとは違う生活感、違う反応を楽しんでみたいと思う今日この頃です。


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