台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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お迎え用の装飾

お迎え用の装飾

 2022年10月から新型コロナウイルスの感染対策の緩和が始まり、日本と台湾の往来が徐々に戻ってきました。昨年11、12月に観光スポットの九份(きゅうふん)へ行ったとき、日本の観光ツアーのバスが数台停まっているのを見かけただけでなく、九份老街を歩いていて日本語があちこちから聞こえてくるくらいにまでなりました。日本の観光ツアーのバスの中には、学校の名前が記されているものもあり、修学旅行(と見られる)などの団体客も戻ってきたと感じました。

 昨年、台北市立景美女子高級中學(以下、景美女中)の関係者から、「5年ぶりに姉妹校の大阪府立岸和田高校(以下、岸高)の生徒たちが訪問しての交流活動があるから、よかったら見に来ませんか?」と連絡を受け、10月下旬に予定されていた交流活動を見てきました。


バスが到着

バスが到着

 私は、岸高のみなさんが乗ったバスが到着する前に学校に着きましたが、迎える景美女中の担当の先生のみなさんの表情が軒並み固まっていました。

 私も5年ぶりに学校を訪れたのですが、当時と担当の先生が入れ変わっていて、不慣れな様子が出ていました。それ故なのか分かりませんが、手元にある資料の岸高の先生のローマ字表記を繰り返し読み上げ、私が日本人だと分かったら寄ってきて、その発音が間違っていないか入念に確認していました。

 それで、私も「しっかりできていますし、大丈夫ですから、落ち着いて堂々といきましょう」と声をかけましたが、様子を見ていると岸高の引率の先生の皆さんも同じで、緊張感が漂っていたように映りました。


交流活動の様子

交流活動の様子

 交流活動は5年前同様、活動中心で行われ、両校からの出し物で盛り上げていきました。景美女中からは合唱部の歌や儀仗隊とカラーガードなどの演技が披露されました。

 岸高からは、5年前に見て、記憶に残っている少林寺拳法部の演武の披露だけでなく、今回はみんなで舞台で見たものを体験してみました。舞台で演舞を披露した生徒たちも動作だけでなく、覚えた英語を使って説明していました。

 他にも、ストリートダンスを披露するなどして、活動に華を添えました。


少林寺拳法の演舞をみんなで体験

少林寺拳法の演舞をみんなで体験

 他にも両校校長による記念品交換、学校紹介も行われました。

 予定を終え、交流活動に参加する生徒たちの教室に移動し、個別の活動になりました。台湾の文化に直に触れる機会になりますが、英語を使うことをしばし忘れる機会になったようです。

 学校での交流活動終了後、両校の生徒たちは、台北市内を観光する自由散策を楽しむために学校を後にしました。


見送りの様子

見送りの様子

 振り返ってみると、学校到着後、移動に時間がかかってしまったため、大幅に予定が押してしまい、終始ドタバタした格好になった感がある交流活動でした。この辺りは、今年の活動では解決されると思いますが、5年ぶりでお互いに不慣れな影響が出たように映りました。

 今年に入り、昨年以上に修学旅行の生徒が増え、各学校での交流活動も増えると思いますが、今回の内容が参考になれば幸いです。

【5年前の活動の様子】

http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20201161530


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