スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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今年で御年100歳になる、ムルテン号

今年で御年100歳になる、ムルテン号

 フリブール州のムルテン(Murten)という町を訪れました。時期はちょうどカーニバルで、学校も1~2週間の中間休暇という州が多かったので、湖畔は多くの人々でにぎわっていました。

 ここに来た理由、それはムルテンの町にある湖を船で周遊するためでした。乗る船はとても小さくて可愛らしいムルテン号。2016年からこの湖で活躍しています。


船の内部もレトロ感が満載です

船の内部もレトロ感が満載です

 内部も昔ながらの内装、という感じで素朴です。レトロ感がいい味を出していました。歴史を感じる船の操縦席横にプレートがついていて、それによれば1925年にドイツ北部にあるバルト海沿岸の町シュトラールズントで作られた、とのこと。

 ムルテンに来るまではドイツ北部のシュヴェリーンという町と南西部のハイデルベルクの町で長く運航していました。第二次世界大戦の間の5年間は使用されませんでしたが、その困難な時期も無事生き抜いてきた船でもあります。


ムルテン名物のニーデルケーキ

ムルテン名物のニーデルケーキ

 さて、今回予約した1時間半の湖周遊クルーズでは、ケーキとソフトドリンク、ホットドリンクが食べ放題、飲み放題という嬉しいおまけ付き!

 アプリコットケーキかニーデルケーキが好きに選べました。ニーデルケーキはクリームやキャラメルたっぷりのクリーミーなケーキで、ムルテンのあるパン屋さんが1931年に考案して以来、ムルテン名物になっています。


湖を行く船からムルテンの町が良く見えました

湖を行く船からムルテンの町が良く見えました

 ケーキとコーヒーに気を取られているうちに、ムルテンの港から船は離れ、町が遠くになっていました。

 ケーキをいただいた後は外のデッキへ。すでに他の乗客の人たちが出ていました。デッキでケーキを楽しんでいる人たちも。贅沢なひとときです…。


運河の途中でUターン中

運河の途中でUターン中

 ムルテン湖は大きくないのですが、他の湖と運河でつながっています。

 運河の方へ船が入っていくと道を散歩したり、土手に座って語らう人々が見え、船から互いに手を振り合ったりしていました。

 やがて船は運河の途中でUターン、再びムルテン湖へ戻っていきました。

 こうして、時々ケーキとドリンクのおかわりをしつつ、スタッフや他の乗客の人たちと談笑したりして、あっという間に過ぎた90分。天気にも恵まれて、春近いスイスの空気を肌で感じた一日でした。


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