フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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冠水状態セーヌ川岸。普段は停泊している場所まで散歩道がある

冠水状態セーヌ川岸。普段は停泊している場所まで散歩道がある

 2026年1月から2月、セーヌ川流域で雨が毎日続いていたため水位が上がり、市内で交通量が一番多い川岸の道路は通行止めになりました。

 じつは、この様なことは、11月から3月の時期の典型的な現象なんです。


水位が通常の場合、川岸の歩道には、人々が座ったりして憩いの場所になる

水位が通常の場合、川岸の歩道には、人々が座ったりして憩いの場所になる

 パリの場合、短時間で洪水になるのではなく、数日間かけて川の水位がゆっくり上昇するのです。

 そして、静かにピークに達し、水が引くのはもっとゆっくりと時間がかかります。

 ですから、パリに住んでいても、とても静かに始まる≪洪水≫に気が付かないで生活している人も多いはずです。


立ち入り禁止の看板

立ち入り禁止の看板

 影響するのは、人や犬が散歩する川岸の歩道。セーヌに停泊している船上レストランや美術館などがある場所へのアクセスも禁止されます。

 また、ホームレス支援部隊がパトロールを強化し、その辺に住んでいる人に注意喚起を促すのも大切なことだそうです。


ズアーブ像Zouaveクリミア戦争のアルマの戦いで勇敢に戦った兵士の姿

ズアーブ像Zouaveクリミア戦争のアルマの戦いで勇敢に戦った兵士の姿

 セーヌ川の水位を測る一つの方法として、公式ではないものの、アルマ橋のズアーブ像を観察することは、住人の間で広く知られています。

 1856年にアルマ橋の下に設置された4つの石像の一つで、何十年もの間、パリの川の水位を測るために使われてきたそうです。普段は足元は乾いていますが、水がかなり増すと足元が水没しはじめるので、市民は見てすぐに把握できたのですね。
※写真の水位は、すでにかなり高くなって足に届きそうな状態です。


アルマ橋の向こうにエッフェル塔が見える。雨天、2026年2月27日撮影

アルマ橋の向こうにエッフェル塔が見える。雨天、2026年2月27日撮影

 河川の水位を確認する量水標が、パリではフランス人彫刻家が造った石像だというのは、芸術の都らしく、情趣を感じられますね。


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