650万リットルのビールが飲み干されました!
2009.10.10 up
ホフブロイハウスのビアテントの中は大盛り上がり
今年は日程が合わず私は足を運ぶことができませんでしたが、ミュンヘンの一大イベント、ビール祭り“オクトーバーフェスト”が今年も約2週間に渡り開催されました。1810年に皇太子ルッドウィッヒ1世の結婚を祝し競馬が行われたのがこのお祭りの起源で、今年で176回目を迎えました。テレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)という普段はガランとしている広大な原っぱが、大小14もの仮設ビアテント、移動遊園地、お土産ショップによってお祭り会場に大変身します。
Wiese(ヴィーゼ)とは原っぱを意味し、ミュンヘン訛りだとWiesn(ウィーズン)です。ミュンヘンではWiesn=Oktoberfestであり、お祭りに行く際は「Ich gehe zum Oktoberfest. ( オクトーバーフェストに行くよ)」とは言わず、「Ich geh auf d’Wiesn ( 原っぱに行くよ)」と言うのが常識です。
パオラーナーのビアテントの外観
お祭り最初の日曜日にはパレードが行われます。ビア樽を積み伝統装飾された馬車や、民族衣装のディアンドルやレーダーホーゼを身に付けた人たちや音楽隊が、ミュンヘンの街を練り歩きます。
開催期間中は、このお祭りのために醸造されたビールが思う存分味わえます。アルコール度数が通常のビールより高めの6,5%なのにもかかわらず、基本的に1マス(1リットル)からしか注文できません。空腹で飲み始めると大変なことになるので、ビールのお供に巨大ブレッツェルは必須のおつまみです。
飲み干したビールジョッキで造られたタワー
飲んだ後にこんなアトラクションに乗ると、大変なことになる気がします。
世界最大のビール祭りとして有名ですが、世界最大の飲んだくれ祭りとも言えます。お祭り期間中にミュンヘンの街が酔っ払いによって汚れるのも事実であり、このお祭りに批判的な人も少なくありません。とはいえ、ミュンヘンが活気に溢れ、世界各国の人と楽しい時間を共有できるこのお祭りを、私は嫌いになれません。
バイエルン民族衣装のディアンドルとレーダーホーゼ
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1 - Comments
とんぼちゃんより:
2009 年 10 月 10 日 18:09:18
えんちゃんが
「また行きたい、また行きたい」と
言っています。
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