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スイス:ベルン

ヴァルティ なぎさ

職業…主婦、日本語教師、マーケティング・通訳等のフリーランス
居住都市…ベルン(スイス)

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遅ればせながら、やっとステキな写真を友人から拝借できたので…スイスの結婚式事情をご紹介します。


役所での「セレモニー」を終え、祝福を受ける新郎新婦

役所での「セレモニー」を終え、祝福を受ける新郎新婦

スイスでの結婚もイタリア同様、ゲマインデハウス(日本で言う「役所」)に事前に日時を予約し、「セレモニー」を受ける必要があります。これを俗に「ツィヴィル・トラウウング」(民事結婚)と呼びます。
所要時間は約30分。新郎新婦が選んだ立会人男女各1名と新郎新婦の家族が同席します。役所の方から結婚の誓約書が読み上げられ、「Ja(はい)」と同意して、リングの交換、そしてこの誓約書に新郎新婦・立会人がサインをして無事終了します。


アペロ(立食パーティー)の会場

アペロ(立食パーティー)の会場

こうした背景からスイスの結婚式は大きく分けて、
1役所でのセレモニーの後、友人知人を集めてパーティーをする。(教会での挙式はしない)
2役所のセレモニーの後は家族や身近な人だけで祝い、別の日に改めて教会での挙式、パーティをする。
の二通りになります。もちろん、その規模や内容は様々ですが、1の場合は、通常カジュアルでアペロ(立食)形式がとられ、2の場合は教会での挙式の後、レストランや貸し切りホールで盛大な晩餐会が行われます。


教会での挙式もした場合、新郎新婦は人生で2回「Ja(はい、誓います)」を言い、リングをつけたり外したりしなくてはなりません。その上、二つを同日に行うことは殆ど不可能なため「結婚記念日」が2日存在することになります。役所でのセレモニーの日と教会での挙式日、どちらを祝うか毎年頭を悩ますところです。



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