まるでおとぎの世界、クリスマスマーケットオープン!
2009.11.29 up
レーマー広場のクリスマス市の様子 (www.frankfurt-tourismus.deより引用)
2009年も残すとこ後1カ月、クリスマスシーズンの到来です。9月の末からスーパーやデパートには早々とクリスマス用品やお菓子が並んでいましたが、クリスマスマーケットの始まりこそがクリスマスの訪れをしみじみと感じさせます。
フランクフルトのクリスマス市は未体験だったので、11月25日のオープン心待ちにしていました。昔の町並みがあるレーマー広場を中心に12月20日まで毎日開催されます。旧市庁舎を背景に、大きなクリスマスツリーやカルーセル、連なる木造の屋台小屋、そこにイルミネーションが加わると、マーケット全体がおとぎ話の世界のような輝きを見せます。
フォイヤーツァンゲンボーレ(ホットワインにラム酒も入った甘くて温かいお酒)の入った大きなお鍋。後ろに並んでいる素焼きのカップに注いでくれます。
数種類の甘いナッツやクッキーを量り売りしています
クリスマス市は各都市によって多少異なりますが、食べ物の屋台やお店で売っている物は大体同じです。ソーセージやポテト料理はもちろん、クレープや甘いナッツなどのお菓子類、最近では多国籍料理の屋台も見掛けます。やはり一番人気はグリューワイン(香辛料の入ったホット赤ワイン)!アルコールが苦手な人や子供たちのために、キンダープンシュ(フルーツティーとジュースをミックスした暖かい飲み物)もあります。
ハニーキャンドルのお店
お店の中で一番目を引くのは、エルツ山地伝統のクリスマス木製工芸品。くるみ割り人形やロイヒャーマン(口から出すお香の煙がまるでパイプを吸っているかのように見えるおじさんの木製人形)、クリスマスエンジェルなど、どれもが木の温もりを感じさせるドイツならではの素敵な工芸品です。他に、ハニーキャンドル、クリスマス装飾品、手袋や帽子等、手作り感のある物が多く売られています。
左側がロイヒャーマン。右側はクリスマスエンジェルのろうそく立て
寒くてもそこにいるだけで暖かい気持ちになれるクリスマスマーケット。グリューワインを片手にイルミネーションを楽しめることは、ドイツのクリスマスの魅力の一つです。
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タグ:クリスマス、マーケット
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4 - Comments
惑より:
2009 年 11 月 29 日 20:37:06
はじめまして、ヨーロッパ版 酉の市というところでしょうか。楽しそうなイベントですね。2009のクリスマスマーケットを記事にしているブログ探してたどりつきました。北海道の惑といいます。
札幌でもミニチュア版でイベントが開催されています。拙ブログのそのイベントの記事の中でこちらの記事を紹介させてもらいました。よろしくお願いします。
とんぼちゃんより:
2009 年 11 月 29 日 21:17:26
綺麗やね。行ってみたいわぁ。
昨日、ちょっとだけワインを解禁したよ。
その節はご迷惑おかけしました。。。
jellicleより:
2009 年 11 月 30 日 03:39:48
ボジョレーではなくて?!
とんぼちゃんより:
2009 年 11 月 30 日 13:05:36
そう、ボジョレー。
でも頭痛くなったから1杯だけでやめた。
おいしかったわ。
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