フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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然ればこそクリスマスは七面鳥が活躍します

然ればこそクリスマスは七面鳥が活躍します

 フランスの代々続くX’masパーティー料理を紹介となれば、これはパリジャンの友人エドガーのお家をのぞいちゃうしかない!
毎年お決まり料理を食べさせられるので、もう飽きちゃったなという彼。
まあ、それだけパーティーが多いのがフランスなのです。
私としたらうらやましい限りなのですが…。

 クリスマスパーティーはフランスではとてもポピュラーなことです。
日本ではクリスマスは友人や恋人と、お正月は家族と過ごしますが西欧は逆です。
 イブを祝うために家族・親戚が一堂に会し、パリの街なかはガランとして人けがなくなります。
とりわけ、食べるのに集まるのです。
そう、フランス人はいつもテーブルで過ごすために立派な理由を見つけるのです。


エドガーのお母様がいつもテーブルセッティング。イブは赤で統一!

エドガーのお母様がいつもテーブルセッティング。イブは赤で統一!

 クリスマスは伝統的でたっぷりの食事でなくてはなりません。


「大きな七面鳥は中まで焼けるように、しっかり焼くよ!」

「大きな七面鳥は中まで焼けるように、しっかり焼くよ!」

 まず親戚の子供たちが丸々肥えた七面鳥に感嘆します。昨年は10.8キロあったそうです。
 伯父さん叔母さんは、付け合わせの栗とファルシィ(七面鳥のお腹の中に入れ焼いたプルーンや挽肉、野菜の詰め物)が好物。


この時期の栗は美味しく、必ずクリスマスの食卓に登場します

この時期の栗は美味しく、必ずクリスマスの食卓に登場します

 エドガーはお祖母ちゃんの愛情いっぱいの自家製フォワグラが美味で一番好きと言いいます。
お母さんは何時間も費やした料理とテーブルの豪華な飾りを褒められるのを大いに楽しみます。
こうして、みんなが上機嫌で食べるのです。
伊勢海老、牡蠣、トリュフ、キャビア、上等なチーズ、サラダ…と、これでもか!というようにテーブルに並びます。


薪形ケーキは10cmほどの小さいものがあり、人数分買う人も多いです

薪形ケーキは10cmほどの小さいものがあり、人数分買う人も多いです

 最後に伝統の薪の形のクリスマスケーキ。
毎年、お祖母ちゃんは誇らしげに有名菓子店ダロワイヨで、チョコとコーヒー味の2つを購入してきます。
 実のところ、皆は「余り濃厚ではなく、より美味なデザートが色々あるのに…」と思っていますが、満足そうな祖母の前で言えるはずがありません…。

今年も薪ケーキを食べる日は近い。
フランスの食卓にバンザイ!?


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