マレー式お祝い料理
2010.01.01 up
クトゥパッ2種類
マレー系、中華系、インド系など、他民族が共に暮らすマレーシアでは、お祝い事もそれぞれの宗教によって祝う日、祝い方が変わってきます。時期もそれぞれの暦に合わせ、毎年少しずつ変わります。
イスラム教徒であるマレー系の人々にとって、一年で最も大きなお祝い事と言えば、やはり断食明けの大祭、ハリラヤ・アイディルフィトリです。その代表的な食べ物はクトゥパッ。細長く切った葉を編んで、その中にお米を入れて炊きます。北部では、もち米を用いた三角形のものが主流です。前者はピーナツのソースで、後者はチキンカレーやビーフカレーなどと一緒に食べます。
ルマンの調理風景
もう1つの代表格はルマン。竹の筒に入れて炊いたもち米を、スライスして食べます。
竹を割って中身を切るとこうなります
ここでもう1つ忘れてならないのがビーフレンダン。牛肉をココナッツで煮込んだものですが、生姜、レモングラス、赤唐辛子などのスパイスやハーブが入り、濃厚な味わいです。
おいしいビーフレンダン
このレンダン、チキンで作ってもとってもおいしいんです。
断食明けの大祭の際は、たいていの人が故郷へ帰ります。その後クアラルンプールでは、休暇が明けて戻ってきた人たち、各会社や団体がひっきりなしにこのようなお祝いの宴を催し、もち米をたっぷり食べた私は、いつも日本の正月明けのような体重増加に悩まされるのでした。
レポーター「久貝 京子」の最近の記事
「マレーシア」の他の記事
タグ:パーティー料理
- 1835 ビュー
- 0 コメント
0 - Comments
Add your comments