12月5日の夜にもクリスマスプレゼントが届く
2009.12.11 up
12月6日は聖ニコラウスの日です。聖ニコラウスは子供の守護聖人でサンタクロースの原型と言われています。プレゼントを子供たちに届けてくれる存在として、ドイツではアメリカ文化から生まれたサンタクロースではなくニコラウスの方が有名です。
12月5日の夜に靴下やブーツを準備して眠ると、1年間良い子にしていた子供たちだけ次の日の朝にクリスマスクッキーやチョコレート等の甘いお菓子や果物を見つけることができます。(靴下やブーツには納まりきらないプレゼントをもらう子供たちもいるようですが。)その一方、悪い子の元には木の枝やごみが入れられてしまいます。
長靴の中にはリンゴやミカン、チョコレートが入っています
聖ニコラウスの日が近づいてくると、街中やクリスマス市でニコラウスに扮した人が現れたり、スーパーマーケットなどのお店でニコラウス型のチョコレートが配られることもあります。
12月24日には、北ドイツだとWeihnachtsmann(クリスマスマン)が、カトリック教徒の多い南ドイツではChiristkind(クリストキント)がプレゼントを届けてくれます。Weihnachtsmannも聖ニコラウスがモデルとなっていて、白くて長い髭をたくわえ赤いローブを身にまとったおじさんです。Christkindは“幼子キリスト”を意味し、カールした金髪と天使の羽をもつ子供として表現されています。
2回もクリスマスプレゼントがもらえるドイツの子供たち、少し羨ましく思いませんか?ドイツにはクリスマスにまつわるは風習がまだまだ沢山あります。その一つ一つを楽しみながら、クリスマスの日を迎えます。
ニコラウスのチョコレート
ニコラウスの形に焼き上げた甘いパン
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タグ:クリスマス, ニコラウス、サンタクロース
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1 - Comments
とんぼちゃんより:
2009 年 12 月 11 日 09:26:31
ええなぁ。相乗効果でクリスマスも盛り上がるわけやな。
靴下にゴミ入ってたらへこむやろうなぁ。
絶対ええ子にしようと思うんちゃうか。
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