清明節の連休はやっぱりお墓参り?
2009.03.31 up
顔写真のついたお墓。字だけよりも親近感を感じます。
4月4日は清明節。昨年から祝日に制定されたので、4日から6日までは3連休です。
この日には、中国人はお墓参りをしたり、郊外へ遠足に行ったりします。遠足は「踏青」、お墓参りは「掃墓」と言います。「お墓を清め、祖先を供養する日」なので、北京の西郊外にある八宝山への道は、お墓参りに行く人で大混雑します。今年は40万人もの人出が予想され、バス路線も臨時便がたくさん運行するそうです。
門の写真。4日からの連休になったらここは大勢の人でいっぱいになります。
八宝山の墓地は正式には「八宝山革命公墓」といい、火葬を推進するために1958年に開設された北京で一番大きな墓地です。北京市民の多くは、丘の上に建つ納骨堂「老山骨灰堂」を利用します。納骨堂では故人の写真をはめこんだ木箱に遺骨を納め、棚に安置します。墓地は西郊外に位置しているので、お墓参りに行くということが遠足みたいなものですね。
モクレンの花。北京の街のあちこちで花が咲き始めます。
この時期になると、木々の芽が少しずつ膨らみ、日々緑が増え、桜やモクレン、レンギョウなどの花が咲き始めるので、長かった北京の冬がやっと終わったという気がします。部屋に閉じこもっているのももったいないので、この連休を利用してどこに行こうか、今いろいろ思案しているところです。
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